荒瀬ダム国内初のダム撤去

[ 2018/08/21 ]


国内初の本格的なダムの撤去となった熊本県八代市坂本町の県営荒瀬ダムの工事が終わった。
(参照:八ッ場ダム 費用計画変更に必要な手続きが完了


image from 荒瀬ダム ウェキペディア

熊本県八代市の本工事は国内初めての撤去事例として注目されている。撤去後、ダムが建設される以前の清流を取り戻し、瀬や砂州などの自然環境が復活し、生態系への良い影響が期待されている

 荒瀬ダムは球磨川中流に建設された発電専用ダム(高さ約25メートル、幅約211メートル、1955年完成)。周辺地域への電力供給を図るために建設された経緯があるが、上流から流れてくる汚泥がダム湖の湖底に堆積するなど環境が悪化したことから、地元の要望を受けた潮谷義子前知事が2002年に撤去開始を決めた。 

 しかし、2008年4月に就任した蒲島郁夫知事が「撤去費用が存続費用を上回る」と発言し、存続させることに方針転換。水質悪化で損害を受けたとする漁協が存続に反対したため蒲島知事は再び撤去へと舵を切り直し、2012年に撤去工事を開始した。最終的に撤去工事の総事業費は約84億円を要し、このうち16億円は国から補助を受けた。
 現在荒瀬ダムの上流には別のダム、また河口付近には堰が設置されており、それらで止められた土砂などの問題が残る。これからのダム開発の検討に大いに活用させるであろう事例として今後の動きにも注目が集まる。


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