釧路の未来のこどもに何が残せるか?vol.3 マリモを守る下水道

[ 2010/12/01 ]


※当記事は、水資源などの環境問題をアートというフィルターを通し、北海道釧路市の環境、景観美化への意識を高める『釧路ウォーターアートプロジェクト』代表の吉田勝幸様よりご提供いただいています。

阿寒湖

北海道釧路市の下水道は昭和30年に釧路地域の公共下水道事業に着手し、特定環境保全公共下水道事業により着実に整備を進めました。釧路市の下水道の‘管きょ’を直線距離にすると釧路から九州の南端に達します。また、生活排水が流入して水質が悪化した春採湖や、おなじく水質悪化が進行して特別天然記念物であるマリモの生息水域まで汚染がひろまりつつあった阿寒湖では、モデル下水道事業「春採湖を守る下水道」「マリモを守る下水道」(アピール下水道)により、確実にその効果が現れています。

一方釧路市にある浄水場は1959年に建設され、今は老朽化したため、新しい浄水処理を行う基本計画を策定しています。 最新浄水技術は「膜ろ過方式」。現行の「砂ろ過」に比べてコスト安で原虫の除去性が高いです。釧路湿原を通って流れてく る釧路川の水には、動植物などの有機物が含まれており、自然界だけでは分解されにくいので、ろ過に使う素材の性能を高め、より安全性の高い水を供給する必要があります。

行政が管理することで、市民は清澄な水を得る事ができますが、発展途上国では今でも水に不便な状況にあります。 自分たちが使用する水を守るため、上流で使用される水について、住民同士が膝を突き合わせての議論を行っています。使用する水の量、農薬の使用、洗濯に使う洗剤など、下流に住む人にとって、上流で水を汚す行為を黙って見過ごすことができないのは当然ですね。

水環境とその未来について、広域的・流域的な管理を考えていくのは、そこに住む人々が主体となり、行動していく事が大切です。釧路ウォーターアートプロジェクトでも、少しずつ市民意識が変わるワークショップの開催に向け準備を進めています。

※当記事は、水資源などの環境問題をアートというフィルターを通し、北海道釧路市の環境、景観美化への意識を高める『釧路ウォーターアートプロジェクト』代表の吉田勝幸様よりご提供いただいています。


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