NASA探査機OSIRIS-REx 小惑星ベンヌで水の成分発見

[ 2019/01/15 ]


NASA探査機OSIRIS-REx 小惑星ベンヌで水の成分発見、重要試料回収なるか
(参照:JAXA、はやぶさ2「リュウグウ」にロボット投下を発表 水の存在を探る


image from NASAのウェブサイト

米航空宇宙局(NASA)の新型の宇宙探査機OSIRIS-REx(オシリス・レックス)が小惑星「101955ベンヌ」(以下ベンヌ)上空に到達し、分光計での計測で水素と酸素が結びついた分子「ヒドロキシル基」を発見したと発表した。小惑星ベンヌは宇宙探査機OSIRIS-RExは2016年に地球を離れ、2018年12月11日までの小惑星ベンヌの上空に20mの位置に到達。今後、ベンヌの地表に着陸して試料を回収し、2023年に帰還する予定だ。NASAの探査機が小惑星から試料を持ち帰るのは今回が初の試みとなる。

NASAの発表によると、今回、探査機OSIRIS-Rexが発見したヒドロキシル基が示す内容としては、ベンヌの地表に水が液体として存在しているものではないとのこと。ヒドロキシル基は、ベンヌの粘土鉱物に結合している可能性が高いと考えられ、小惑星ベンヌはより大きな小惑星の一部であった可能性が高いことが推測される。今回の水成分の発見は、母体である小惑星がかつて水分を保有していたことを示すというもの。

ベンヌは太陽系を形成する初期段階からあるとされ、今回試料を持ち帰ることができれば、原初段階の有機物の組成やその他の研究に大きな役割を果たすことになるだろう。OSIRIS-RExは今後、ベンヌの形状や直径、回転速度、軌道傾斜角の大きさなどの計測を行う予定。


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