長野県 茅野市の農業水利施設を利用した観光プログラムの開発進める

[ 2019/02/10 ]


長野県 茅野市の農業水利施設を利用した観光プログラムの開発進める 「水の語り部」の養成も
(参照:魚津埋没林博物館 地下水に秘められた力を海水と比較、研究


image from ちの観光まちづくり推進機構のウェブサイト

長野県の県諏訪地域振興局と茅野市の「ちの観光まちづくり推進機構」は、茅野市の農業施設を観光資源として有効に活用するための観光プログラムの開発を進めることを決定した。同市内には、江戸時代に築かれ今なお現役で稼働している、川から水を運ぶ用水路(堰・せき)が残されている。特に、同市の堰は「繰り越し堰」と呼ばれ、水量の多い川から少ない川に向けて水を送るという効率化を考えられた点に特徴がある。今回検討されている観光プログラムの中心となるであろう滝之湯堰や大河原堰は、世界かんがい施設遺産に登録されているという点にも注目だ。世界的にも珍しく貴重とされている堰を観光客にどのように紹介し、どのように守り続けていくかということが大きな争点となりそうだ。

2019年3月にはモデルツアーが実施される予定だという。今後は、観光客に周辺の水資源の話や堰が作られるようになるまでの歴史や重要性など、茅野市の自然環境と堰の魅力を伝える「水の語り部」の養成も検討されている。蓼科湖や乙女滝など、すでに観光スポットとなっている場所とリンクさせ、市や県全体で観光資源として強化していく方針。インフラツアーは日本全国で盛り上がりを見せつつあり、今回の観光プログラムの成功も期待されるところだ。


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