龍谷大学講師 生息する魚を推定する新技術「環境DNA」の開発、普及に取り組む

[ 2019/02/27 ]


龍谷大学山中裕樹講師 生息する魚を水から推定する新技術「環境DNA」の開発、普及に取り組む
(参照:日大工学部 水田が持つ貯水機能を活用した「田んぼダム」で防災研究


image from pixabay

龍谷大学の山中裕樹講師が、池や湖から採取した水から、生息する魚を推定する新技術「環境DNA」の開発、普及に取り組んでいることが分かった。山中氏は、測定ノウハウの伝達などを目的に、2018年春に学会を立ち上げた。「環境DNA」の技術を用いて実際に調査をする業者が増えたことから、業者によって測定レベルに差が出ると、「環境DNA」への信頼性が下がってしまいかねないためだ。

今回の新技術「環境DNA」は、水中に魚が排出したフンや粘液から遺伝子を取り出し、生息する生物の種類を推定する。採取する水は1~2リットル程度のみで良いという。採取した水の中に含まれる遺伝子を抽出、増幅して専用機器で測定する。測定精度は非常に優秀で、2014年度に行われた沖縄県の美(ちゅ)ら海水族館での実験では、93%の特定率という抜群の結果が出た。

これまでは個体を捕獲し、水中の生物の生息調査を行っていた。採取した水を「環境DNA」の技術を用いて分析することは、これまでの調査方法と比較して、大幅なコストダウンが見込めるという。水を1~2リットル採取するだけで、半径数百メートル内の生物が推測できる。コストだけでなく、効率面でも注目を集めている。遺伝子のデータベース化を進めたことで、現在は9000種程度の生物と照合が可能。さらなる技術の発展が望まれる。


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