アリゾナ州立大学 小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見

[ 2019/06/19 ]


アリゾナ州立大学 「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見
(参照:NASA探査機OSIRIS-REx 小惑星ベンヌで水の成分発見)


image from JAXAのウェブサイト

2019年5月1日に科学誌「Science Advance」に、アリゾナ州立大学の研究者が発表した論文が話題を呼んでいる。論文によると、2010年にJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見したという。今回発見された水の痕跡では、分析により地球や太陽系内側の惑星に存在する水と同じ組成を持っていることがわかった。この驚くべき結果は、地球に水がもたらされた経緯を探る重要な意味を持つ。

イトカワは火星と木星の間では一般的な岩石質のS型小惑星で、もともとの母天体が衝突によって破砕、その後集積して小惑星となる際に熱によって水素が奪われ、水を持たなくなったと考えられている。はやぶさが持ち帰った1500個余りのサンプルは、世界中で現在もさまざまな分析が続けられている。

地球誕生の起源や、地球の水や生命誕生の起源にはまだまだ謎が残されており、その解明には、現在JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が探査中の小惑星リュウグウより持ち帰るサンプルや、アリゾナ州立大学とNASAゴダード宇宙飛行センターの共同チームの小惑星探査機「OSIRIS-REx(オサイリス・レックス)」が探査中の小惑星ベンヌより持ち帰るサンプルから得られる情報が大きいことが予想され、それぞれの帰還に注目が集まっている。はやぶさ2は2020年の年末頃、2023年9月に地球に帰還する予定。両チームは互いに成果を上げる意味ではライバルという関係はあるが、両小型探査機が採取したサンプルは互いに提供して研究をすすめる協定を結んでおり、地球の水誕生のルーツが明らかになる日も近いかもしれない。


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