栃木県 地下の排水設備を給水に活用、露地野菜栽培を省力化へ

[ 2019/07/16 ]


栃木県 露地野菜の栽培に地下排水設備を活用
(参照:日大工学部 水田が持つ貯水機能を活用した「田んぼダム」で防災研究)


image from 栃木県の公式サイト

栃木県は、県が主体となって整備した農地を中心に、2019年度から地下の排水設備を給水にも活用し、露地野菜の栽培を省力化させる予定だと発表した。「栃木県型地下かんがいシステム」と名付けられたこの設備は、現在、県が整備した土地のうち、排水性が悪い水田の地下に設置している「暗きょ排水」を活用するというもの。現在の暗きょ排水は、水田の排水のみに特化しているが、システムに調整器を取りつけることで、排水だけでなく給水もできるようにする。

既存の排水設備を活用することで、水管理の省力化が狙えるという。栃木県はこの新しいシステムを活用して、水田での露地野菜の生産拡大につなげたい考えだ。新システムでの収量や品質などへの影響は、2021年度まで実証試験を継続して行う。実証試験は県内1カ所の農地で行い、公募で決定される予定だ。

栃木県は、コメの生産よりも野菜は手間や生産コストがかかるという印象を払拭し、低コストでの露地野菜栽培を促進したい考えだ。栃木県の園芸振興に役立てたいとしているが、水田地下の状態によっては新システムが活用できない土地もあり、県が管理している7500ヘクタールの水田のうち、どの程度で活用できるかを早急に把握する必要があるだろう。


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