道立総合研究機構工業試験場 地下水からの採熱実証試験を本格スタート

[ 2019/12/10 ]


道立総合研究機構工業試験場と当別町 地下水からの採熱実証試験を開始、地下熱の普及を目指す
(参照:日立 10月に高硬度水や井戸水にも対応可能な家庭用エコキュートを発売へ)


image from 当別市公式ウェブサイト

2019年10月、札幌市にある道立総合研究機構工業試験場当別町は、2019年度から5年間をかけて、当別町太美地区において地下水からの採熱実証試験を本格スタートさせることを発表した。予定されている実証実験では60m程度掘削し、地下水に採熱管を浸して熱を吸収する予定。

通常、地中熱を利用する場合は100m程度の穴を掘り、U字形の採熱管を埋める。管内の不凍液に地中の熱を吸収させて地上に運びあげて、ヒートポンプ設備を通して建物などの冷暖房に活用する。従来の方法では、ヒートポンプ設備の費用だけでなく、掘削に多大なコストがかかるのが難点だった。

太美地区は当別町有数の温泉地として知られ、地中温度がほかの地域よりも10度以上高いところもある。より浅井地層から効率よく地下熱が採取できるのではないかとされ、今回の採熱実証試験で従来の方法との採熱量を比べる。同等程度、またはそれ以上となると掘削費用の大幅削減につながるとして注目を集めている。

地下熱の利用は、1年を通して安定した熱量が確保できる点が、風力や太陽光発電よりもメリットが大きいとされ、再生可能エネルギーの1つとして脚光を浴びている。道立総合研究機構工業試験場と当別町では、コストを削減し安定した地下熱を確保、地下熱の普及を目指すという。


関連する記事

アーカイブス

(株)ビッグカメラ 宅配水事業へ参入発表 2022年稼働を目指す

(株)ビッグカメラ 富士山地下水で宅配水事業へ参入発表 2022年稼働を目指す (参照:星野リゾート 「星のや 竹富島」・・・

記事全文

長野県 千曲川の治水対策として川幅拡張に着手 2027年度プロジェクト完成を目指す

長野県 千曲川緊急治水対策、川幅拡張に着手 2027年度プロジェクト完成を目指す (参照:ALSOK 相模川でドローンを・・・

記事全文

(株)らしゅえっと 高機能酸化水使用のマウスウォッシュを発売

(株)らしゅえっと 合成添加物不使用の高機能酸化水使用のマウスウォッシュを発売 (参照:アイリスオーヤマ(株) 飲料水事・・・

記事全文

理研 水表面における「フェノール」の光化学反応の直接観察に成功

理研 水表面における「フェノール」の光化学反応の直接観察に成功 5万倍の速さ (参照:株)日本トリム 電解水素水の飲用が・・・

記事全文

ALSOK 相模川でドローンを使った実証実験 AI判定や河川維持管理など

ALSOK 相模川でドローンを使った河川維持管理の実証実験 災害時の巡視や環境変化の解析など (参照:東京大学やNECネ・・・

記事全文

奈良文化財研究所 世界遺産「平城京跡」で大型の排水施設の出土を発表

奈良文化財研究所 世界遺産「平城京跡」東方官衙地区 大型の排水施設が出土 (参照:北海道大学 幻の魚「イトウ」の生息場所・・・

記事全文

アイリスオーヤマ 人気商品「リンサークリーナー」の新型を発売 水の連続噴射が可能に

アイリスオーヤマ(株) 新型リンサークリーナー発売 水の連続噴射が可能に (参照:株式会社Gloture スマホで管理で・・・

記事全文

WOTA(株) 環境省創設「環境スタートアップ事業構想賞」受賞

WOTA(株) 第1回環境スタートアップ大賞「環境スタートアップ事業構想賞」受賞 (参照:WOTA 自律分散型の水循環型・・・

記事全文

秋田県 水の効率化を図った発電 水力発電用新型水車の実証実験をスタート

秋田県 水力発電用新型水車の実証実験をスタート 水量効率化のため (参照:新潟県長岡市 消雪パイプの効率的散水の実証実験・・・

記事全文

星野リゾート 「星のや 竹富島」で飲料水の自給をスタート

星野リゾート 「星のや 竹富島」で海水淡水化装置を利用した飲料水自給をスタート (参照:(株)星野リゾート 「星のや」ブ・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR