三菱レイヨン 中国水ビジネス市場、下排水処理分野進出に向け、同国大手企業と合弁会社設立の覚書締結

[ 2010/12/25 ]


2010年12月21日、三菱レイヨン株式会社は、中国北京碧水源科技股■(人偏に「分」)有限公司(オリジン社)との間で下排水処理膜製造・販売の合弁会社設立で覚書締結を締結したことを同社サイトにて発表した。この合弁会社設立により、急成長を続ける中国水ビジネス市場における下排水処理市場の分野で大きく展開することとなる。

オリジン社は、中国北京に本社を持つ環境エンジニアリング、水処理膜製造・販売事業などの水ビジネスを行っている企業であり、2009年の売上高が39億500万円。資本金2520億円となっている。また、同社は中国の下排水処理市場における膜分離活性汚泥法という処理法の案件受注力において圧倒的な地位を占めている。三菱レイヨンは、、膜分離活性汚泥法について、国内有数の特許力を持つ企業である。(参考:パテント・リザルト 膜分離活性汚泥法、特許総合力のランキングの企業調査結果を発表 トップはクボタ、続いて三菱レイヨン、東レ

今回の合弁会社設立に関しては、以前よりオリジン社に同社の膜分離活性汚泥法に使用する中空糸膜を供給しているという関係であったことも要因の一つとなっている。尚、同社が開発、販売している中空糸膜は「ステラポアーSADF(TM)」という製品であり、従来の同社製品に比較し約3倍の透水性を持ち、耐薬品性、強度、信頼性に優れているとされる。

この合弁会社設立により、三菱レイヨンは、中空糸膜を使用した膜分離活性汚泥法システムを中心にして、下排水処理事業を展開。中国水ビジネス市場における同分野のトップシュアを狙う。また、オリジン社は、膜の安定生産・供給能力の拡充を行えることとなり、中国水ビジネス市場における地位を更に確固たるものとする。尚、今回の合弁会社設立における出資比率は、三菱レイヨン51%、オリジン社49%となる予定。


関連する記事

アーカイブス

炭酸水・強炭酸の人気は定着化のきざし

炭酸水・強炭酸飲料は一過性のブームに留まらず、日常生活に溶け込みつつある。 (参照:サントリー食品インターナシ [&he・・・

記事全文

大阪の水族館「海遊館」 海水運搬船の座礁で海水供給ストップ

大阪の水族館「海遊館」、海水運搬船が座礁したため海水の供給がストップし人工海水で飼育 (参照:福島第一原発、台 [&he・・・

記事全文

水道水を充填したペットボトル水のモンドセレクション受賞が盛んに

日本の各水道事業体が発売しているペットボトル水が好評価を得ている。 (参照:日本の名水百選)[ 2018/10/11 ]

記事全文

水道法改正はあるのか

7月の国会を賑わせた水道法改正。今後、水道事業の民営化が進むのか注目が集まる。 (参照:株式会社日立製作所が2 [&he・・・

記事全文

水の有効利用と食糧危機を救う技術『アクアポニックス』

古くからの歴史を持つ技術が人類を水環境問題や食糧危機から救う可能性を秘めている。 (参照:野菜の育て方を変える [&he・・・

記事全文

石狩川を氾濫から守った男、岡崎文吉

岡崎文吉の尽力無くして現在の石狩川はないとまで言われている。 (参照:米南部、記録的大雨で洪水。死者は少なくと [&he・・・

記事全文

運河の大掃除!オランダで3,300円の「ごみ釣り観光ツアー」が好評

オランダで運河のゴミを小型ボートに乗ってすくう「ごみ釣り観光ツアー」が人気 (参照:プラスチックごみもCO2排 [&he・・・

記事全文

関西電力 IoTと気象データを活用し水力発電の運用効率化の研究を開始すると発表

2018年9月18日、関西電力はIoTを活用した水力発電運用効率化技術の研究を開始すると発表した (参照 :荒 [&he・・・

記事全文

東北整備局 成瀬ダム本体の着工開始、国内最大の台形CSGに

2018年9月15日成瀬ダム本体が着工スタート、国内最大の台形CSGが2024年度竣工予定 (参照:荒瀬ダム国 [&he・・・

記事全文

株式会社日立製作所が2018年10月よりIoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

株式会社日立製作所は、IoTを活用した上下水道事業を支援するクラウドサービス「O&M支援デジタルソリ [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR