日本地下水開発(株) 地中熱で雪国に適した省エネ冷暖房を開発

[ 2020/12/17 ]


日本地下水開発(株) 地中熱で省エネ冷暖房を開発 病院などへ導入を目指す
(参照:NEDO・東北大ほか 温泉スケールが付着しにくい熱交換器を開発)

日本地下水開発株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「再生可能エネルギー熱利用技術開発事業」に採択されたことを受け、地下水を利用した無散水消雪設備に太陽熱給湯などを組み合わせた「高効率帯水層蓄熱冷暖房システム」を開発した。

今回開発されたシステムは、年間を通して15度前後を保つという地下100m前後の地下水を活用したもので、帯水層に温熱や冷熱を蓄え、夏季の冷房利用だけでなく、冬季も消雪やエアコンに地中熱を利用する。産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所秋田大学との協力で研究を続けてきたが、山形市内の同社グループ企業に設備導入が決定し、2021年から本格稼働させることが決まった。稼働後はデータを蓄積し、2~3年後には雪国に適した省エネのZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)対応施設として、病院や企業、福祉施設などでの利用につなげたいとしている。

「高効率帯水層蓄熱冷暖房システム」は、東北経済産業局主催の令和元年度「東北再生可能エネルギー利活用大賞」で最優秀賞を受賞しており、稼働後のデータに注目が集まる。日本地下水開発株式会社では、本社社屋に導入されている「帯水層蓄熱冷暖房システム」や、西部工業団地内事務室用に設置された「地中熱ヒートポンプ冷暖房システム」の見学を実施しており、地中熱・地下水熱を活用した再生可能エネルギーへの啓蒙活動にも積極的だ。


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