(株)竹中工務店ら VOC汚染土壌・地下水に対する新しい浄化システムを開発

[ 2020/12/28 ]


(株)竹中工務店ら VOC汚染土壌を温めて浄化を促進する新しいシステムを開発

(参照:NEDO・東北大ほか 温泉スケールが付着しにくい熱交換器を開発)

image from 竹中工務店のウェブサイトより

株式会社竹中工務店株式会社竹中土木2020年10月15日、クロロエチレン類(VOC)に汚染された地盤に対する、新しい原位置浄化システム「温促バイオ」を開発したことを発表した。開発は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の戦略的省エネルギー技術革新プログラムの助成、横浜国立大学及び岡山大学との共同研究による。

温促バイオは地盤温度を約25~30℃に加温することで、微生物によるVOCの分解能力を高めるとともに、不均質な地盤へ加温浄化剤を均一に注入する制御機能を搭載している。加温浄化剤を均一に注入する制御機能は、蛍光トレーサーを用いることで、加温浄化剤の拡散状況を見て確認できるようになった。

新しい原位置浄化システム「温促バイオ」を導入することは、浄化期間が短縮できるだけでなく、重機を使用する掘削除去が従来よりも少なくなることから、環境負荷の低減に寄与、土地利用をしながらの浄化が可能となるとしている。

これまでVOC汚染土壌・地下水の浄化は、浄化剤を注入して地盤中の微生物を活性化させて分解するバイオスティミュレーションが適用されてきたが、通常の約15~17℃の地盤では微生物の活性度は低く、土壌粒子に固着したVOCの分解を微生物が苦手とすることから浄化期間が長期化する傾向があった。「温促バイオ」では、浄化期間が従来の約50%以下に短縮することができるとされ、土壌・地下水汚染が原因で土地の有効活用や土地再生が進んでいない用地の早期有効化が期待される。


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