下水汚泥低温無害化処理。ベンチャー企業「永和」が開発成功。汚泥処理のコストに悩む自治体にアピール

[ 2010/12/31 ]


この度、滋賀県栗東市のベンチャー企業「永和」が下水汚泥低温無害化処理の技術開発に成功した。従来、無害化のためには600度前後の高温で処理する必要があったものが、同社の開発した装置により、約80度で無害化することが可能となった。

下水汚泥の処理は通常重油などによる焼却による処理が行われる。汚泥は水分を多量に含むため処理に必要な熱量は膨大なものとなり、そのコストは自治体にとって大きな負担となっている。今回開発された下水汚泥低温無害化処理は「MC処理装」という機械で行われる。汚泥に有機溶剤を混入し、真空状態で過熱することで、溶剤の臨海作用を発生させ、80度で気体の拡散性を持つようになる。その作用により下水汚泥は無臭の燃料に変化することとなる。

下水汚泥によって生成された燃料は燃焼時のカロリーが高く、ゴミの焼却処理などで使用できる。更に同装置では、従来は困難といわれていた強化プラスチックの分解も可能となっている。更には1日60トンの処理も可能な大型装置の製造も可能であるといい、環境負荷コスト両面でメリットのある装置として、下水汚泥処理に悩む自治体を中心にアピールする予定であるという。


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