沖縄県 県内水道事業の広域化へ、離島の最大5.6倍となる水道料金格差解消を目指す

[ 2011/02/21 ]


2011年2月20日、沖縄県が進めている県内水道事業の広域化案の概要が明らかとなった。現在、同県内の離島では、独立で小規模な水道事業を実施している。取水、浄水を行い住民への配水が全て島内で完結しているということである。このことが高コストの原因となり、県内の水道料金格差は最大で5.6倍となっている。今回の広域化案はその格差解消を目指すものである。

(参考:沖縄県 島嶼、亜熱帯における水関連技術のノウハウを生かし、官民連携で海外水ビジネス進出を検討

Shiraho 白保 石垣島_1

image from ajari

広域化案では、現在、離島で行われている小規模な水道事業を県企業局が管理しているシステムに移行する。これにより水道料金の格差を是正するとともに、安定的な配水を行えるようにするものである。新年度から検証事業を開始し、2012年度から本格的な次期計画に進む予定である。

沖縄県内が多く抱える離島においては、島内の人口が少なく、水道事業の工程をその島内で独立して行っているため管理、運営コストが大きな重石となる。県内で最も水道料金が安い東村では10立方メートルで630円。これが、最も高い北大東村では3535円と5.6倍の格差となっている。また全体的に見ても本島では、平均1264円であるものが、離島の平均2103円と、離島の水道料金が高いことはいなめない。

今後の計画では、県水道事業の広域化により、管理の一元化によって、管理、運営コストを均等にすることで、水道料金の一律化を計りたいとのことである。ただ、料金の一律化には、今まで安い水道料金であった地域の値上げの可能性という意味が含まれるとも考えられ、他の市町村の協力も必要となってくると思われる。


関連する記事

アーカイブス

WOTA(株) 環境省創設「環境スタートアップ事業構想賞」受賞

WOTA(株) 第1回環境スタートアップ大賞「環境スタートアップ事業構想賞」受賞 (参照:WOTA 自律分散型の水循環型・・・

記事全文

秋田県 水の効率化を図った発電 水力発電用新型水車の実証実験をスタート

秋田県 水力発電用新型水車の実証実験をスタート 水量効率化のため (参照:新潟県長岡市 消雪パイプの効率的散水の実証実験・・・

記事全文

星野リゾート 「星のや 竹富島」で飲料水の自給をスタート

星野リゾート 「星のや 竹富島」で海水淡水化装置を利用した飲料水自給をスタート (参照:(株)星野リゾート 「星のや」ブ・・・

記事全文

西宮市 「給水スポット」設置へ 市役所本庁舎や公民館から

西宮市 「給水スポット」を市役所本庁舎や公民館に設置 プラ製品削減へ (参照:「ミズコム」による調査 新型コロナウイルス・・・

記事全文

東京大学やNECネッツエスアイ(株)ら、水中ドローンでカキの養殖を見守る実証実験

東京大学やNECネッツエスアイ(株)ら、水中ドローンでカキの養殖環境を確認へ (参照:長崎大と粕谷製網 リアルタイムで養・・・

記事全文

アサヒ飲料(株) ラベルレス飲料の単品販売をスタート タックシールに内容表示

アサヒ飲料(株) タックシール活用、転倒のラベルレス飲料の単品販売を開始 (参照:ビーテック(株) オリジナルラベルの炭・・・

記事全文

国土交通省 浸水リスクの高い区域の特定施設を建築許可制へ

国土交通省 「特定都市河川浸水被害対策法」改正へ動き 浸水区域の建築を許可制へ (参照:国土交通省 「水の里の旅コンテス・・・

記事全文

(株)マーフィード 洗車後の拭き取りが不要な超純水ユニットの販売を開始

(株)マーフィード 洗車後に水滴跡が残らない超純水ユニットの販売を開始 (参照:株)日本トリム 電解水素水の飲用がストレ・・・

記事全文

アイリスオーヤマ(株) 飲料水事業に参入 2022年2月稼働予定

アイリスオーヤマ(株) 飲料水事業参入計画で生産ラインを新設 春稼働予定 (参照:「ミズコム」による調査 新型コロナウイ・・・

記事全文

ロレアル 水の使用量を80%削減できるシャワーデバイスを開発

ロレアル 水の使用量を80%削減できるシャワーデバイスを開発 ヘアケア剤投入もOK (参照:(株)Gloture 自動で・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR