沖縄県、那覇市 下水処理再生水利を計画。県庁、那覇空港周辺を中心に整備拡充へ

[ 2011/03/01 ]


2011年度から、沖縄県那覇市では、下水処理再生水利用による渇水対策を計画している。那覇市の県庁周辺、および那覇空港周辺を対象として整備拡充を行う計画である。(参考:沖縄県 県内水道事業の広域化へ、離島の最大5.6倍となる水道料金格差解消を目指す

那覇地方
image from k14


下水処理再生水
の利用事業は2002年より開始されており、現在は那覇市の中心のみに止まっている。今年度は国庫補助を含め約1億円により県庁周辺1.9キロの送水管を整備する予定である。

下水再生水は、天候等が原因による渇水時にも安定的な供給が出来ることが長所である。更に、上水料金に比較し割安であることもメリットとして上げられる。この下水処理再生水は主にトイレの洗浄などに使用されるものであり、これに使用される水が下水再生水に切り替わるだけで、水道料金の削減にも繋がるとみられる。

沖縄県では、県内に離島を多く持ち、今後離島においても水道料金の一元化を計画している。この下水再生水使用の普及は、多少なりもそのための効果を持つものとなると考えられる。

下水再生水は那覇市浄化センターで、那覇市や南部の地域から集められた下水を高度処理して作られる。下水の送水量が、1日あたり13万立方メートルに対し、下水処理水の供給能力は1日あたり1500立方メートルである。

しかし、この再生水供給量に対し、現在の使用量は1日あたり500立方メートルである。つまり供給される下水再生水を利用しきれないということになっている。この使用量を増加させるためには、上水とは別の配管を行い、新たな施設への供給を行うことがコスト的にも最善の方法とみられている。これにより1日あたり、1200立方メートルまで使用量を拡大できると計画している。

k14


関連する記事

アーカイブス

JR前橋駅 自然環境に優しい駅「エコステ」モデル駅に

JR前橋駅 水をテーマとした自然環境に優しい駅「エコステ」モデル駅へ (参照:美祢市 名水育ちの養殖ニジマス「 [&he・・・

記事全文

栃木県 地下の排水設備を給水に活用、露地野菜栽培を省力化へ

栃木県 露地野菜の栽培に地下排水設備を活用 (参照:日大工学部 水田が持つ貯水機能を活用した「田んぼダム」で防 [&he・・・

記事全文

FullDepth 2020年5月に水中探査用のドローンを量産予定

FullDepth 水中探査用のドローンを量産、遠隔操作で点検へ (参照:CFD販売(株) 水中ドローンを使用 [&he・・・

記事全文

ヒルトン名古屋 マイボトル、マイカップ持参で飲料水を無料提供

ヒルトン名古屋 ウォーターステーションを設置、マイボトル、マイカップ持参で飲料水を無料提供 (参照:株式会社矢 [&he・・・

記事全文

(株)シーエス研究所 首こり専用のマッサージロボット「アクアエース」発売

(株)シーエス研究所 首こり専用のウォーターベッド型マッサージロボ「アクアエース」発売 (参照:ジョンソンヘル [&he・・・

記事全文

中国電力 治水対策としての事前放流を決定

中国電力 中国四国以西初、民間発電目的のダムで事前放流を決定 (参照:カンボジア 国内最大級の水力発電ダムが操 [&he・・・

記事全文

美祢市 名水育ちの養殖ニジマス「ます次郎」を特産品化へ

美祢市 日本100名水育ちの養殖ニジマス「ます次郎」を特産品化へ (参照:新潟県佐渡海洋深層水 南蛮エビを生き [&he・・・

記事全文

COOL JAPAN AWARD2019 那須の「水庭」が受賞決定

COOL JAPAN AWARD2019 受賞53作決定。「水庭」の受賞も (参照:(株)バスクリン 森林を整 [&he・・・

記事全文

アリゾナ州立大学 小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見

アリゾナ州立大学 「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの粒子から水の痕跡を発見 (参照:NASA探査機OSI [&he・・・

記事全文

メタウォーター(株)の共同研究体 下水処理設備を統合制御、国交省事業に採択

メタウォーター(株)を含む共同研究体 下水処理設備を統合制御、国交省事業に採択される (参照:大阪市水道局と日 [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR