豊田通商 名古屋市上下水道局と相互協力協定を締結-スリランカにおける水ビジネス事業化を目指す

[ 2011/03/09 ]


2011年3月7日、豊田通商株式会社名古屋市上下水道局は2011年1月5日に仮採択されたスリランカに対する「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」に関し、相互協力協定を3月9日に締結すると発表した。
同事業により、同社は名古屋市と官民連携の形をとり、同国の最大都市であるコロンボ郊外において生活用水の供給を行う水ビジネスへ参入することとなる。
(参考:「名古屋上下水道総合サービス株式会社」途上国を中心とした海外水ビジネス市場進出を目指す

Colomboimage from BriYYZ

 

同事業は、独立行政法人国際協力機構(JICA)から業務委託契約を受け、豊田通商が事業の実施を行うものである。同社は本案件の実施にあたり、名古屋市に対し協力要請を行っており、今回の相互協力協定により、官民協力でコロンボ郊外において、未給水地域に対する生活用水供給の事業化に取り組むこととなる。

同事業の実現に際しては、名古屋市水道局の保有する高度な水浄化技術により、飲料水の供給の実現について検討する。同地における浄水には、生物資源を有効活用し、砂地に生息する微生物を用いて水をろ過する浄水実施を計画している。この取り組みが成功することよって、名古屋市も途上国を中心とした海外水ビジネスを展開する第一歩を踏み出すことになる。

現在、日本国内でも全国の自治体で海外水ビジネス市場を視野に入れた動きが活性化している。また、JICAによる海外水ビジネスにおける窓口の整備、国内に置ける自治体の競合という無駄をなくす動きが効果を発揮しつつあるのではないかとも考えられる。

まだ海外参入への動きは見せていないが、研究会、勉強会段階の自治体の数は多い。自治体水道事業の国内需要の低迷や老朽化するインフラ維持費などの経営状況を考えたときに、更に多くの自治体が海外へ活路を求めて動き出すことが予想される。


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