福島第一原発事故-周辺海域で5700倍の濃度となる放射性物質検出。原子力安全委員会、海洋水への影響を懸念

[ 2011/03/31 ]


2011年3月30日、文部科学省は、福島県沿岸から30キロの海域における放射性物質の濃度が、一昨年の計測値に比べ5700倍となっていることを発表した。福島第一原発では、放水口から高濃度の放射性物質の検出が続いていており、同省では海水調査を続行している。原子力安全委員会では、今後、海洋水への影響を懸念し、調査の必要性があるとしている。
(参考:福島第一原発事故による水道水放射線問題-東京都では八王子が対象地域から漏れる。千葉県では22日に八千代市で福島県外初の370ベクレル検出

ふくいちライブカメラimage from 東京電力

文部科学省の発表によると、28日に沖合い30キロの海域、深さ122~160mの深さの5箇所のポイントから取水。その海水の放射性物質の濃度の調査を行った。その結果、調査ポイントの1箇所において、放射性セシウム137が、8.64ベクレルと一昨年の同じ場所に比較し5700倍の濃度となっていることが分かった。放射性セシウム、放射性ヨウ素は調査ポイントの3箇所から検出。

この調査結果を受け、原子力安全委員会は、放射性物質が海洋の深層まで達しているという見解を示した。海水により拡散され濃度は薄まると考えられるが、海草や魚の生息する環境への影響を考え、今後も引き続き調査の必要性があるとした。半減期の長い放射性セシウムに関しては、魚介類などの生態系による生物濃縮に対し懸念を表明している。


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