福島第一原発事故はレベル7認定-水田土壌調査結果を発表、飯舘村では基準値5000ベクレル/kg超過。土壌に関わる地下水は?

[ 2011/04/13 ]


2011年4月12日、福島第一原発事故レベル7と認定された。同日、福島県では2回目の水田土壌調査結果を発表した。前回作付け延期の解除を見送った 飯舘村を除く7市町村では基準値を超える放射線物質の検出はされなかった。しかし、飯舘村では基準値である5,000ベクレル/kgを超過した。この土壌汚染は果たして地下水への影響はないのであろうか。
(参考:福島第一原発事故-水道水の放射性物質検出量は軽減傾向も下水に関しては基準値もなく値も不明

福島第一原発

image from 東京電力

今回の土壌検査では、放射性ストロンチウムが初めて検出されている。半減期29年であり、体内では骨に蓄積され体内被曝の元となる。ただし、今回の検出量は、極めて微量であり健康に影響は無いと発表されている。

福島第一原発事故はチェルノブイリと同じレベル7であると認定された。現在も大気や水道に関するモニタリング調査は行われている。水道水に関しては連日基準値以下であるにも関わらず、いまだ関東地方ではミネラルウォーターの購入に本数制限がつくほど売れているようである。それだけ、飲料水に対する放射線汚染の危機意識が強いということであろう。

今回発表された水田の土壌汚染の状況を見ると、果たして地下水の影響はどうなのであろうかという疑問も出てくる。産業技術総合研究所では、福島県を中心に地下水の流れのシミュレーションを行っている。同研究所では、地下水の汚染が広域まで広がる可能性は低いとしている。しかし、空中の放射性物質が降雨によって、浅い部分の地下水には影響を与える可能性は指摘している。対策としては、表層汚染を回避した深井戸の整備の必要性を訴えている。

現在、大気、水道などのモニタリングは実施され公開されているが、放射線汚染に関しては地下水下水のように現在盲点となっているものがあるのではないだろうか。


関連する記事

アーカイブス

炭酸水・強炭酸の人気は定着化のきざし

炭酸水・強炭酸飲料は一過性のブームに留まらず、日常生活に溶け込みつつある。 (参照:サントリー食品インターナシ [&he・・・

記事全文

大阪の水族館「海遊館」 海水運搬船の座礁で海水供給ストップ

大阪の水族館「海遊館」、海水運搬船が座礁したため海水の供給がストップし人工海水で飼育 (参照:福島第一原発、台 [&he・・・

記事全文

水道水を充填したペットボトル水のモンドセレクション受賞が盛んに

日本の各水道事業体が発売しているペットボトル水が好評価を得ている。 (参照:日本の名水百選)[ 2018/10/11 ]

記事全文

水道法改正はあるのか

7月の国会を賑わせた水道法改正。今後、水道事業の民営化が進むのか注目が集まる。 (参照:株式会社日立製作所が2 [&he・・・

記事全文

水の有効利用と食糧危機を救う技術『アクアポニックス』

古くからの歴史を持つ技術が人類を水環境問題や食糧危機から救う可能性を秘めている。 (参照:野菜の育て方を変える [&he・・・

記事全文

石狩川を氾濫から守った男、岡崎文吉

岡崎文吉の尽力無くして現在の石狩川はないとまで言われている。 (参照:米南部、記録的大雨で洪水。死者は少なくと [&he・・・

記事全文

運河の大掃除!オランダで3,300円の「ごみ釣り観光ツアー」が好評

オランダで運河のゴミを小型ボートに乗ってすくう「ごみ釣り観光ツアー」が人気 (参照:プラスチックごみもCO2排 [&he・・・

記事全文

関西電力 IoTと気象データを活用し水力発電の運用効率化の研究を開始すると発表

2018年9月18日、関西電力はIoTを活用した水力発電運用効率化技術の研究を開始すると発表した (参照 :荒 [&he・・・

記事全文

東北整備局 成瀬ダム本体の着工開始、国内最大の台形CSGに

2018年9月15日成瀬ダム本体が着工スタート、国内最大の台形CSGが2024年度竣工予定 (参照:荒瀬ダム国 [&he・・・

記事全文

株式会社日立製作所が2018年10月よりIoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

株式会社日立製作所は、IoTを活用した上下水道事業を支援するクラウドサービス「O&M支援デジタルソリ [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR