福島第一原発事故-高濃度放射線汚染水の移送後も水位低下が見られず、地下水流入の可能性示唆

[ 2011/04/25 ]


2011年4月25日、福島第一原発の2号機のタービン建屋に溜まった高濃度放射線汚染水の移送作業が続いている。しかし、その移送を実施しているにも関わらず水位が想定よりも下がっていない。同日午前中の会見において、東京電力はこの点に関し、地下水が流入している可能性を示唆するコメントをしている。
(参考:福島第一原発事故-放射線汚染水浄化に向けて長期戦の様相、漏れ出した高濃度放射線は、2万5000トン
福島第一原発

image from 福島第一原発

福島第一原発2号機の高濃度汚染水の排出作業は毎時10トンというペースで行われている。しかし、水位はおよそ8cmの低下に止まっている。4月19日の移送開始から6日間の作業で約2410トンの高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移送しているが、水位の低下があまり見られていないというのが25日朝の状況である。

東電としては、タービン建屋に溜まった高濃度汚染水を排出し、循環型の冷却機能の復旧作業に進む計画である。しかし、高濃度汚染水の排出が進まない状況では次工程に進むことができない。

経済産業省原子力安全・保安院
は同日の会見で、現在は炉心に注水しながらの移送であり10日を経過した後からは移送用のポンプを増設すると説明。外部注水無しの循環型の冷却機能を復旧させる計画であることを説明した。


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