福島第一原発、原子炉冷却停止の工程表は1カ月で見直し-原子炉冷却停止工程表見直しへ

[ 2011/05/10 ]


2011年5月10日、東京電力が4月17日に提示した原子炉冷却停止工程表は1カ月で見直しとなる。計画では6~9カ月以内で原子炉を冷却停止させる計画であった。「野外放射線量の多さ」、「高濃度汚染水の水位が下がらない」、「原子炉の温度低下がみられない」など、あまりの課題が多い。
(参考:モグラたたき状態の福島第一原発事故-3号機冷却のため注水量を増やせば、放射線汚染水の流出が増える

文部科学省image from 文部科学省

既に東京電力は、1カ月の節目となる5月17日には工程表を見直す方針を発表している。福島第一原発の原子炉の状態を見てみると、1号機は比較的順調に循環冷却システムの設置準備が進んでいる。1日には格納容器内の圧力計を調節する。しかし、比較的順調な1号機でも放射線量の高さが原因により作業が進まない部分がある。

2号機は、高濃度放射線汚染水が最大の問題である。移送作業を進めているが、水位の低下がみられないのである。やはり冷却水などの漏れなどの問題があるのではないだろうか。

3号機が最大の問題である。原子炉圧力容器の温度が下がらない。冷却水の注水を増やしているが、その効果が出ていない状況である。結局、注ぎ込まれた冷却水は高濃度汚染水になっているだけではないだろうか。

福島第一原発事故放射線流出は今も続いている。土壌からは高濃度の放射性物質が検出され、海水からはストロンチウムまで検出されることになった。文部科学省と米エネルギー省の4月の調査によると、原発の北西方向にある浪江町、双葉町、南相馬市、飯舘村、葛尾村では、チェルノブイリ原発事故の避難基準数値を上回る300万~1470万ベクレル/平方メートルの土壌汚染が進んでいるという。

この先、事故が長期化することによって、本格的な計測が開始された海洋汚染の方の実態も深刻化してくるのではないだろうか。海洋汚染は、日本という国にとって致命傷になりかねない。早急な解決を願うしかない。次回の工程表には問題点解決の道筋が盛り込まれることを期待する。


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