大阪府 水道事業10年ぶりの単年度赤字521億2700万円-水源開発事業撤退に伴う資産整理の影響

[ 2011/06/15 ]


2011年6月13日、大阪府は平成22年度の水道事業会計工業用水道事業会計の決算概要を発表した。この発表によると、水道事業は10年ぶりの赤字となることが明らかとなった。これは、水源開発事業撤退に伴う資産整理の影響によるもので、単年度で521億2700万円の赤字を計上する。ただし、これは予測の範囲内の赤字幅とのことであり、平成30年には累積赤字を解消できる見込みとなっている。
(参考:大阪府 府内の水道広域統合化を提言。20年後を目標に最終統合化

大阪府・水道事業会計image from 大阪府

大阪市を除く大阪府水道事業は42市町村に生活用水の70%を供給している。昨年度の事業収益は447億7700万円となり、39億円の減収となっている。この減収は水道料金の引き下げによるものであり、この減収分のみであれば、経常損益は7億2000万円の黒字となる。事業運営のための資金の確保や累積赤字解消の道筋も見えており、健全運営が可能であるとしている。

赤字となった大きな原因は、水源開発撤退に伴う、資産整理の特別損失の計上である。これが553億円となった。これにより昨年度の単年度損益は521億2700万円となった。この赤字は過去最高のものであり、累計損益も426億5700万円を計上することになった。

工業用水道事業は、事業収益は減少したが、経費節減を行うなど営業努力により単年度黒字を達成。3億5000万円の単年度黒字、累計損益も29億6400万円の黒字を計上した。尚、大阪府の水道事業は、4月より大阪広域水道企業団が引き継いでいる。


関連する記事

アーカイブス

NPO法人はちろうプロジェクト 遊びながら学べる環境カードゲーム完成

NPO法人はちろうプロジェクト 遊びながら学べる環境カードゲーム「はちリバ」完成 (参照:小山市 「土地改良施 [&he・・・

記事全文

(株)チック 水中ドローンのWEBショップ開設 導入や運用、専門スクールも

(株)チック 水中ドローン「BlueROV2」のWEBショップ開設 導入や運用、専門スクールも (参照:CFD [&he・・・

記事全文

DCMホールディングス 水に浸して使う土のう袋を発売

DCMホールディングス 水に浸すと膨らむ土のう袋を発売 (参照: 厚生労働省 平成31年度予算「災害拠点病院等 [&he・・・

記事全文

ラストワンマイル協同組合 水やペットボトル入りドリンク類専用新配送サービスを開始

ラストワンマイル協同組合 水やペットボトル入りドリンク類専用の新しい配送サービスを開始 (参照:ヒルトン名古屋 [&he・・・

記事全文

アトラスコプコ(株) 東ティモールで「Water for All」プロジェクトを始動

アトラスコプコ(株) 東ティモールで水や衛生環境改善のための「Water for All」プロジェクトを始動 [&he・・・

記事全文

ヤマハ発動機 新興国に向けた小型浄水装置、本格スタート

ヤマハ発動機 新興国に向けた小型浄水装置、セネガルで本格導入 (参照:三井住友建設(株) カンボジアでの上水道 [&he・・・

記事全文

未来工業と和仁農園 田んぼで使える自動止水装置を共同開発 

未来工業と和仁農園 田んぼの自動止水装置を共同開発 (参照:メタウォーター(株)の共同研究体 下水処理設備を統 [&he・・・

記事全文

サントリー 山梨県と「育水の推進等に関する連携協定」を締結

サントリーホールディングス(株) 山梨県と「育水の推進等に関する連携協定」を締結 (参照:(株)バスクリン 森 [&he・・・

記事全文

産総研 地下水情報が目で見てわかる地図「水文環境図」を更新

産総研 地下水情報が可視化された地図「水文環境図」を更新しWEBで公開 (参照:日大工学部 水田が持つ貯水機能 [&he・・・

記事全文

埼玉県 海のマイクロプラスチック問題を受け川の調査へ

埼玉県 海のマイクロプラスチック問題を受け、川のプラごみ調査を開始 (参照:美祢市 名水育ちの養殖ニジマス「ま [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR