スペースシャトル「アトランティス」で「尿」から「飲料水」を作る装備品の実験

[ 2011/07/12 ]


2011年7月8日に打ち上げられた、米航空宇宙局(NASA)スペースシャトル「アトランティス」には「尿」から「飲料水」を作る装備品が持ち込まれた。今回の飛行計画では、この装備品の実験も行われる。
(参考:月に水はあるのか? 無いのか? やはりあるのか? NASAが月には相当量の水が存在すると結論

Space Shuttle Challenger taken with a 70mm cameraImage from Marion Doss

今回、スペースシャトルに搭載された装置は「Forward Osmosis Bag (FOB)」というもので、液体の正浸透を利用をして汚染物質のろ過を行うものである。すでに、アメリカ軍では同様の技術を使用した装備品を導入し、汚水から飲料水を作っている。

使用方法は2重構造になった袋の内側に糖分を含む溶液を入れ、外側に汚水を入れる。これで、内側にろ過された水が正浸透する。出来上がる飲料水はスポーツドリンクに似たようなものとなる。この装備品は、地上における実験では1リットルの飲料水を作るのに4~6時間ほど。宇宙空間における実験は今回が初となる。

この装備品のメリットは電源を一切必要としないことである。今後の宇宙開発において、電源を使わず尿をリサイクルできるというメリットは大きなものとなる。尚、今回の実験で使用するものは「尿」ではなく、実験用の液体であるとのことである。


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