国土交通省 「平成22年全国一級河川の水質現況の公表について」-一級河川の環境基準達成は91%で過去最高

[ 2011/08/01 ]


2011年7月28日、国土交通省は「平成22年全国一級河川の水質現況の公表について」として全国の一級河川109水系の水質調査の結果を発表した。一級河川のBOD値又はCOD値が環境基準を達成している割合は、91%となり、昨年に続き過去最高を記録した。
(参考:2009年清流日本一は8河川 3河川は4年連続1位

国土交通省image from 国土交通省

この水質調査では、「環境基準を満たしている河川・湖沼の割合」、「水質改善状況に関するランキング」、「平均水質(BOD値)ランキング」、「泳ぎたいと思うきれいな川」の調査結果が発表されている。

まず、「環境基準を満たしている河川・湖沼の割合」では、環境基準の指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)を達成している地点の割合は、全体で91%(918地点/1,005地点)であり、昨年に引き続き過去最高となった。内訳をみると、河川は97%(882地点/907地点)、湖沼は36%(35地点/96地点)となる。

水質改善状況に関するランキング」では、1位が大和川(大阪、奈良)、2位が綾瀬川(埼玉、東京)、3位が鶴見川( 神奈川)、4位が中川( 埼玉、東京 )の順となった。

平均水質(BOD値)ランキング」では、北海道の雨竜川尻別川後志利別川(しりべつとしべつ)、沙流川(さる)、福島県の荒川、新潟県の姫川荒川、静岡県の安倍川大井川、三重県の宮川、島根県の高津川、高知県の仁淀川、熊本県の川辺川が1位となった。今年は13河川が1位となり、昨年の8河川を大きく上回った。

また、今年から「泳ぎたいと思うきれいな川」をして、人と川の豊かなふれ合いの確保の視点から調査を行っている。この調査の結果の約2割(60地点/320地点)が「泳ぎたいと思うきれいな川」と評価された。また、住民参加のランキングにおいては、1位が乙津川(大分県)、2位が大和川(奈良県)、3位が佐波川(山口県)、4位が本明川(長崎県)、5位が矢田川(愛知県)の順となった。


関連する記事

アーカイブス

炭酸水・強炭酸の人気は定着化のきざし

炭酸水・強炭酸飲料は一過性のブームに留まらず、日常生活に溶け込みつつある。 (参照:サントリー食品インターナシ [&he・・・

記事全文

大阪の水族館「海遊館」 海水運搬船の座礁で海水供給ストップ

大阪の水族館「海遊館」、海水運搬船が座礁したため海水の供給がストップし人工海水で飼育 (参照:福島第一原発、台 [&he・・・

記事全文

水道水を充填したペットボトル水のモンドセレクション受賞が盛んに

日本の各水道事業体が発売しているペットボトル水が好評価を得ている。 (参照:日本の名水百選)[ 2018/10/11 ]

記事全文

水道法改正はあるのか

7月の国会を賑わせた水道法改正。今後、水道事業の民営化が進むのか注目が集まる。 (参照:株式会社日立製作所が2 [&he・・・

記事全文

水の有効利用と食糧危機を救う技術『アクアポニックス』

古くからの歴史を持つ技術が人類を水環境問題や食糧危機から救う可能性を秘めている。 (参照:野菜の育て方を変える [&he・・・

記事全文

石狩川を氾濫から守った男、岡崎文吉

岡崎文吉の尽力無くして現在の石狩川はないとまで言われている。 (参照:米南部、記録的大雨で洪水。死者は少なくと [&he・・・

記事全文

運河の大掃除!オランダで3,300円の「ごみ釣り観光ツアー」が好評

オランダで運河のゴミを小型ボートに乗ってすくう「ごみ釣り観光ツアー」が人気 (参照:プラスチックごみもCO2排 [&he・・・

記事全文

関西電力 IoTと気象データを活用し水力発電の運用効率化の研究を開始すると発表

2018年9月18日、関西電力はIoTを活用した水力発電運用効率化技術の研究を開始すると発表した (参照 :荒 [&he・・・

記事全文

東北整備局 成瀬ダム本体の着工開始、国内最大の台形CSGに

2018年9月15日成瀬ダム本体が着工スタート、国内最大の台形CSGが2024年度竣工予定 (参照:荒瀬ダム国 [&he・・・

記事全文

株式会社日立製作所が2018年10月よりIoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

株式会社日立製作所は、IoTを活用した上下水道事業を支援するクラウドサービス「O&M支援デジタルソリ [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR