長崎県諫早市で「第27回水郷水都全国会議・諫早大会」開催-諫早湾の水門開放に関して調査報告、意見交換

[ 2011/09/07 ]


2011年9月3日、4日の両日、長崎県諫早市にて、「第27回水郷水都全国会議・諫早大会」 が開催された。今年は諫早湾の水門開放に関して調査報告、意見交換が行われた。
(参考:滋賀県で「第26回水郷水都全国会議」開催 治水と水辺環境と人の関係について意見交換

第27回水郷水都全国会議・諫早大会

Image from 第27回水郷水都全国会議・諫早大会

昨年の12月6日に、「5年間の潮受け堤防排水門開放」判決が福岡高等裁判所で下された。これは沿岸の防災上問題のある場合を除き、水門は開放すべきとする判決である。この判決に対し、政府は上告を断念したため水門開放の判決は確定した。しかし、実際には、干拓地内の農業開発が開始されており、3年以内の開門を命じられているが、現在まで全く進展がない状況である。

同会議では、基調講演で「諫早湾をめぐる問題の解決をどのように探るか 諫早と中海を例に」として島根大学名誉教授保母武彦氏が、農業用水代替水源にため池を使用し解決した事例を発表した。また、開門、閉門両方の意見で割れてい現状に対し、異なる意見の調整を行うことの重要性を強調した。また、裁判の判決に頼るだけではなく世論の後押しも必要であるとしている。

また、調整池の水質も問題となっており、地元住民の報告により蚊によく似たハエ目の昆虫であるユスリカが大量発生している現状を映像で確認した。ユスリカの幼虫「アカムシ」は、どぶ川などの生活排水で汚れた水で大量発生するものであり、ユスリカの増殖は水質の悪化を示すものである。


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