東芝 水を原料に従来の約2倍となる効率で水素を製造する「グリーン水素」の基本素子を開発

[ 2011/09/14 ]


2011年9月13日、東芝水を原料として従来の約2倍となる効率で水素を製造する「グリーン水素」の基本素子の開発に成功した。現在の水素製造は天然ガス、ナフサなどの熱化学反応によるものが主流となっており、東芝の開発した技術は二酸化炭素を出さない「グリーン水素」を作るシステムの基礎となるものである。
(参考:下水と藻「オーランチオキトリウム」で石油を作るバイオマス燃料-仙台市、筑波大、東北大が実用化に向け共同研究開始

東芝Image from 東芝

東芝の開発した手法は、水を原料として電気化学的な反応により水素を生成させる「電解」によるものだ。既存の水を原料とした「電解」による水素製造法に比べ約2倍の製造効率を達成する「高温水蒸気電解法」を採用している。水素は燃料電池、蓄電器の媒体として、これからの産業界でも重要な地位を占めることになる「原料」であり、同社は2020年頃の実用化を目指すとしている。

同社では、微小な気孔を持つ電極材料を作成するなどの工夫をすることで、従来の世界最高水準とされていた記録を7%上回る製造能力を持たせることに成功している。研究成果の詳細については9月14日に名古屋工業大学で開かれる化学工学会の秋季大会で発表する。


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