福島第一原発事故-海洋放射能汚染は東京電力試算の20倍相当

[ 2011/11/03 ]


2011年10月27日、フランスの政府関連機関である放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は、福島第一原発から流出した放射性物質の量は、東京電力が試算し公表している量の20倍相当になるとの報告書を発表した。

IRSNimage from IRSN

福島第一原発から流出した放射性物質による海洋汚染はかつてない最悪の規模であると同研究所は指摘している。

同研究所では、7月中旬までに海洋に流出した、放射性セシウム137の量を2.71京ベクレルになると試算している。この量は東京電力が公表している高濃度汚染水による海洋汚染の試算値の約20倍になるものである。果たしてどちらの試算が正しい値であるのか現時点では判断は下せないが、日本への国際的な風当たりは強くなることが予想される。ちなみに放射性セシウム137が問題となるのはその半減期が約30年と比較的長いためである。

また、同研究所では福島第一原発周辺の汚染は今後も続くとみており、水産物に関する監視体制を強化する必要性を指摘している。


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