1キログラム当たり1000ベクレル以上の高濃度放射性物質を含む排水を東京湾へ放流-千葉県が業者の操業停止へ

[ 2011/11/05 ]


2011年11月2日、太平洋セメント株式会社の子会社である千葉県市原市市原エコセメント株式会社が、1キログラム当たり1,000ベクレル以上の高濃度放射性物質を含む排水を東京湾へ放流していたことを公表した。11月1日に、千葉県より放流の停止要請を受け、排水の放流、操業を停止したことも合わせて発表している。
(参考:福島第一原発事故-海洋放射能汚染は東京電力試算の20倍相当

市原エコセメント

image from 市原エコセメント

市原エコセメントの発表した資料によると、9月21日時点で排水測定結果が判明しており、1キログラム当たり1,103ベクレルという値となっていた。その後、9月25日には定期運転再開となっているが、この間何らかの対応を行ったのかどうかについては記載がない。

そして10月14日には再度排水測定結果が判明。同1,054ベクレルという値となっている。その間社内で「千葉県への報告書と放射能低減計画を検討」としているが、実際に千葉県に報告されたのは2週間後の10月28日となっている。この間、操業は続けていた模様である。

千葉県は10月28日の報告を受け、11月1日に操業を停止。高濃度廃棄物の受け入れも停止している。同日、ゼオライトによる吸着を骨子とする改善案を提出したとしている。問題なのは、9月21日という段階で高濃度放射性物質を含む排水が出ていることが判明しているにも関わらず、特に対策が立てられず操業を再開している点であろう。同社からは約2カ月にわたり、「高濃度放射性物質」を含む排水が東京湾へ放流されたことになる。


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