水輸出大国へ。日本から豪州へ輸出実験、今秋実施

[ 2010/07/25 ]


日本は鉄鉱石を算出しない。100%が輸入である。輸入元の1位は豪州で日本の鉄鉱石輸入量の61%を占める。当然のことながら、船で運んでくる。さて、その船は、豪州から日本に向かうときは、鉄鉱石を積載している。では、日本から豪州に向かうときは何を運んでいるのか。今までの答えであれば、「日本の空気」としか言いようがない。つまり空船だ。

水輸出

水輸出大国へ

その空船を有効利用しようという実験が今年の秋にも始まる。千葉市川崎市、両市の下水を高度処理して豪州に輸出する実験だ。日本では処理された下水は川や海に捨てられていた。再利用率は1.5%だ。これを豪州行きの鉄鉱石輸送船に積み込み、水不足に悩む豪州の鉱業会社に輸出する。下水の輸出だ。

豪州側では、何に使うのか。鉄鉱石を洗ったり、粉塵の舞い上がりを防ぐために撒くのである。いま鉱業会社が使っているのは、海水を淡水化した水であり高コストだ。1トン当たり4~5豪ドル(300~400円)にもなる。

日本国内の処理済み下水は年間約140億トンだがそのうち2割は公園の水浴びも可能なレベルまで浄化されている。もし成功すれば、日本が水資源輸出大国になる可能性もある。しかし、輸送中の水質の変化、港から現地までの輸送コストなど、この実験で検証しなけれならないことも多い。

2012年度からの事業家を計画しているということだが、はたして日本は水輸出大国になれるのだろうか。


関連する記事

アーカイブス

日立 国内の上下水道向け水処理機械設備の新設・更新事業を子会社に譲渡

(株)日立製作所 水処理機械設備の新設・更新事業を(株)日立プラントサービスに譲渡 (参照:日立 10月に高硬 [&he・・・

記事全文

道立総合研究機構工業試験場 地下水からの採熱実証試験を本格スタート

道立総合研究機構工業試験場と当別町 地下水からの採熱実証試験を開始、地下熱の普及を目指す (参照:日立 10月 [&he・・・

記事全文

アスクル(株) 「LOHACO Water」が2019年度グッドデザイン賞を受賞

アスクル(株) オリジナル天然水「LOHACO Water」が2019年度グッドデザイン賞を受賞 (参照:(株 [&he・・・

記事全文

首都圏外郭放水路が台風19号による氾濫対策に貢献

東京「地下神殿」 台風19号による河川の氾濫対策に貢献 (参照:インド 大雨や洪水の対策に日本の首都圏外郭放水 [&he・・・

記事全文

神戸学院大学とブルボン 「ひょうごBOSAI天然水」共同開発、商品化へ

神戸学院大学とブルボン 兵庫県の協力を得て「ひょうごBOSAI天然水」共同開発、商品化へ (参照:福光屋 日本 [&he・・・

記事全文

河川環境楽園オアシスパーク 水中探検「水中ドローンアドベンチャー」をスタート

河川環境楽園オアシスパーク 水中の魚が見られる「水中ドローンアドベンチャー」をスタート (参照:(株)チック  [&he・・・

記事全文

葉山町 町管理施設でペット飲料販売廃止 ウォーターサーバー設置へ

神奈川県葉山町 町管理施設でペットボトル飲料販売廃止 ウォーターサーバー設置 (参照:ヒルトン名古屋 マイボト [&he・・・

記事全文

宮崎 大淀川右岸地区管理体制整備推進協議会「水の恵みカード」発行

宮崎 大淀川右岸地区管理体制整備推進協議会 天神ダムの「水の恵みカード」発行 (参照:国土交通省琵琶湖河川事務 [&he・・・

記事全文

(株)プリンスホテル 「南魚沼のおいしい湧き水」を使ったオリジナル日本酒「あさぎ」を発売

(株)プリンスホテル 「南魚沼のおいしい湧き水」を仕込み水に使った日本酒「あさぎ」を発売へ (参照: 福光屋  [&he・・・

記事全文

(株)日本トリム 整水器業界初 健康セミナー体験ARアプリをリリース

(株)日本トリム 整水器業界初 健康セミナー体験ARアプリ「日本トリム」をリリース (参照:日立 10月に高硬 [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR