大阪市が、漏水率を武器に水道技術を中国へ売り込み

[ 2010/07/27 ]


大阪市が、水道技術中国に売り込もうと、平松市長自ら7月26日、上海に向けて出発した。7月28日には「なにわの日」として、上海万博の大阪館ではイベントが開催される。このイベントに合わせての出発だ。中国における、大阪への注目が高まると期待した平松市長は、上海、中国初の経済特区となった深圳(セン)市に対して、水道、および環境関連の技術を直接売り込もうというわけだ。

日本の水道技術の高さは、定評がある。その技術の高さの指標として、「漏水率」というものがある。漏水率とは、水道水が浄水場から各世帯の蛇口に届くまでの水漏れの率だ。アジア主要国の都市で30%程度、世界の先進国でも10%内外ある。

水道システムの規模が大きくなればなるほど、漏水率の高水準化の難易度は上がるものだ。日本の主要都市は大規模な水道システムを持ちつつ、高水準の漏水率を維持している。266万人の人口規模を誇る大阪市の漏水率は、6%~7%(2007年)の高水準だ。

漏水率の低さは、世界的に日本が誇れる水道システムの管理技術と考えられる。

7月29日には、水道事業に携わる中国の企業などが参加するセミナーも開催される予定で、その場で日本の技術の高さをアピールしたい考えだ。将来のビッグビジネスといわれる水道技術の輸出のきっかけを作ることができるのか、平松市長の手腕に注目だ。


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