黄河に洪水の危険性

[ 2013/08/26 ]


中国北部を流れる黄河に、洪水の問題が持ち上がっている。すでに何年も前から危ぶまれてきたことだが、黄河の川底に大量の泥や砂が堆積し、川を底上げしているのだ。(参照:中国広東省、水質改善計画へ乗り出す

黄河

Image from Tudou Mao

黄河はもともと渇水期に川底に土砂が溜まりやすい。しかし、夏の増水期を迎えると、これまでは下流にその土砂を押し流す作用が見られた。ただ、ここ数十年は年々工業および農業用水の量が増えており、増水期でも土砂を押し流せるほどの流量には達していないのが現状だ。

自浄作用をなくした川の代わりに防砂機能を果たしていたのが、2002年に供用が始まった小浪底ダムだが、このダムも土砂の蓄積が限界を迎え、2030年頃までには寿命を迎えるという。現在は新しい古賢ダムを建設している最中だが、堆積した土砂の状態から、一刻も早い供用の開始が望まれている。

仮に黄河が氾濫した場合、下流に周囲の平地よりも高い「天井川」と呼ばれる部分があるため、大規模な被害が予想される。数十年に1度の大洪水を避けるため、早めの対策が求められている。


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