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2013年8月5日、JFEエンジニアリングからバラスト水処理装置「JFEバラストエース」新モデルが販売開始となった。
（参照：JFEエンジニアリングがフィリピンの水道サービス会社から下水処理施設を受注）

Image from JFEエンジニアリング

バラスト水とは船舶でバランスを保つために重しとして使用される海水のことで、通常の場合、荷揚げ港で船底のタンクに注水し荷積み港で排出されている。このためバラスト水と共に運搬されてしまう海洋生物が生態系を破壊する恐れがあるが、今回登場した「JFEバラストエース」はバラスト水を取り入れる際にフィルターでろ過し、さらにその海水に含まれた海洋生物を薬剤処理によって除去するシステムが採用されている。

顆粒状の薬剤「ネオクロールマリン（R）」は船上で溶解して使用するが、コンパクトで保存期間が長いというメリットがあり、寄港地が一定していない不定航路船舶や寄港地の停泊時間が短いLNG船などでの使用にも適している。