秋田・岩手を襲った大量の豪雨、原因はバックビルディング現象

[ 2013/09/05 ]


8月9日、秋田と岩手において甚大な被害を出した豪雨について気象庁気象研究所が調査した結果が明らかとなった。今回の豪雨の原因は「バックビルディング」という現象が空で起きた事だという。
(参照:雨漏りで奈良国立博物館の国宝薬師如来坐像が水害に!

Image by tataquax

「バックビルディング」とは、異常気象の一つで同じ場所で何回も積乱雲が発生するというもの。積乱雲自体が大量の水蒸気が含まれる高温多湿の空気によってできるもので、一回でも梅雨の大雨をもたらすものとされている。これが複数、東北北部まで北上して同じタイミングで何回も起きたことで、予測もつかないほどの豪雨が起きたとのこと。

ではなぜ同じタイミングでいくつもの積乱雲ができたかというと、日本海の海面水温が平年よりも1度~2度高かったことが関係している。まず大量の水蒸気を含んだ湿った空気が山陰沖から日本海上を北上していく。そして秋田県の日本海側の山地にぶつかって上昇し積乱雲が生まれる。その積乱雲たちが海に水蒸気を奪われず大きさを変えないまま、風で東に流されて連なるように並んだ結果、東西約100キロの長さの降水帯が2本も形成されて1日に300ミリ近い雨が降ったとの見解だ。


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