来島ダムの分水問題、交渉は難航

[ 2013/11/20 ]


来島ダムから神戸川へ放流する水の量について、流域住民らと中国電力株式会社が話し合いを重ねている件で、2013年11月18日、中国電力が「第5回 神戸川の潮発電所水利使用に関する調整会議」で毎秒2トン放流する期間を2ヶ月延長する案を提案した。(参照:四国のダムは15パーセント切るかも…現在27.1パーセントで水位が降下中

中国電力株式会社

Image from 中国電力株式会社

神戸川は島根県出雲市を流れる川で、上流には高さ63メートル、長さ250メートル、総貯水容量2万トンを超える大きな来島ダムがある。このダムの87%の水は、中国電力が10キロほど離れた江の川水系の潮発電所に分水し、発電に利用している。

この分水により神戸川の水流が減り、河川環境が悪化したことが流域住民から問題視されていた。放流する水の量はあらかじめ灌漑期である4~10月には毎秒2トン、それ以外では毎秒1~2トンと決められていたが、水利権の更新にあたり、交渉が難航している。

潮発電所は年間で一般家庭およそ4万世帯分にあたる毎時約1.2億キロワットを発電している。

今回の提案でも「発電優先」という批判を出雲市から受け、60年間運用してきた方法に再考が求められている。


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