注目が集まる「サハラ・フォレスト・プロジェクト」

[ 2013/11/20 ]


砂漠に温室を造り、クリーンな電力、食料、新鮮な水、バイオ燃料などを生み出すという「サハラ・フォレスト・プロジェクト(SFP)」が世界の砂漠地帯で進められている。
(参照:水の少ない砂漠地帯や砂地で作物を育てる「節水型野菜栽培技術」 鳥取再資源化研究所

カタールの砂漠

Image from Matt Davies

アラビア半島に位置するカタール国でもこのプロジェクトが進められているが、試験段階でも成功を収めているようだ。太陽光と海水だけで、1平方メートルあたり75gの野菜を収穫することに成功した。

この数字だけを比較すれば、ヨーロッパの同面積の農場の年間生産量に匹敵する。砂漠が不毛の地とは、疑問視される日も近いかもしれない。

同プロジェクトの温室は、太陽光で海水を淡水化するほか、室内の温度を海水で調整したり、配管内の気圧を調整することで水を供給したりする技術が詰め込まれている。

試算では温室を60ヘクタール建設できれば、国内のキュウリ、トマト、ピーマン、ナス類、そしてコショウなどのスパイスも、輸入に頼っている現状から脱却し、自国のものでまかなえるようになる

経済的なことを考えれば簡単なことではないが、砂漠や乾燥地帯の価値が見直されるという期待は高まっている。


関連する記事

アーカイブス

株式会社日立製作所が2018年10月よりIoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

株式会社日立製作所は、IoTを活用した上下水道事業を支援するクラウドサービス「O&M支援デジタルソリ [&he・・・

記事全文

IWA世界会議が東京で開催される。

国際水協会(IWA:International Water Association)東京世界会議が9月16日か [&he・・・

記事全文

アメリカ中西部穀倉地帯におけるの水源の危機

アメリカでは1970年代から中西部穀倉地帯と呼ばれている地域におけるオガララ帯水層の水位低下が指摘されている。 [&he・・・

記事全文

バーチャルウォーターを考える

今日食べた食物を作るためにどれくらいの水が使われているか考えたことはあるだろうか (参照:プラスチックごみもC [&he・・・

記事全文

日本の名水百選

日本各地にある平成の名水選を紹介する。 (参照:静岡・三島の源兵衛川が世界水遺産に登録。)[ 2018/09/10 ]

記事全文

日本水フォーラムがはじめた水検定

水に関して知識に自信のある方受けてみませんか? (参照:東京都水道局、「東京水」のデザインをリニューアル)

記事全文

水道の検診にもスマートメーター

水道スマートメーターの活用に向けて開発・研究が動き始めている。 (参照:株式会社クボタ、次世代の水道管を開発)

記事全文

荒瀬ダム国内初のダム撤去

国内初の本格的なダムの撤去となった熊本県八代市坂本町の県営荒瀬ダムの工事が終わった。 (参照:八ッ場ダム 費用 [&he・・・

記事全文

株式会社クボタ、次世代の水道管を開発

パイプメーカーの株式会社クボタが新耐震管のGENEX管を開発した。 (参照:和歌山市、水道水の濁りで3万5千世 [&he・・・

記事全文

自然環境を破壊しない水力発電、「Cappa」

茨城製作所が開発した新しい水力発電「Cappa」 (参照:ライオン、排水リサイクルシステムを開発、自社の千葉工 [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR