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1月12日、村が水に沈みダムになるまでの15年間を描くドキュメンタリー映画『水になった村』の上映会が、 群馬県吾妻郡にある中之条町ツインプラザで開催された。
（参照：福島県三春ダム、周辺の一押し風景写真コンテスト「さくら湖流域フォトコンテスト」開催　平成26年2月28日まで作品募集中！）

現在、群馬県では、八ッ場ダムの建設計画が持ち上がっている。1月8日、国土交通省関東地方整備局によって、建設工事の入札契約手続きが始まったばかりである。しかし、これほど大きな建設計画でなくても、人知れず水没する村が存在する。

本映画は、声高にダム建設反対を叫ぶものではない。静かに緑豊かな村で、自然に根ざして暮らす人々の姿を映し出す内容となっている。このエネルギーを浪費せず、慎ましく暮らす人々の生活が、エネルギーの象徴であるダム建設のために翻弄され、水の中に消えていくという対比を92分間の映像で描き出す作品となっている。

上映会には監督を務めた大西暢夫氏が登場したほか、ダム建設予定地の人々の様子を撮影した写真展も開催された。本上映会は、ダム建設の現実を知り、その意味を考えるきっかけを提供する狙いがあったという。