多摩川の水質改善は順調 多摩川のアユ遡上196万尾、昨年の4倍以上に

[ 2010/08/28 ]


2010年3月~6月の最新の調査によると、多摩川のアユ遡上数が昨年の4倍以上になったことが分かった。
多摩川は、山梨県を水源とし、東京都と神奈川県の境を流れる首都圏の一級河川だ。東京都神奈川の境界線でもある。この多摩川の水質改善が順調なことを証明する調査データが入ってきた。多摩川を遡上(そじょう)するアユが、2006年(平成18年)の調査開始以来最高の約196万尾に上ったという。

国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所が行った多摩川の調布取水堰(ぜき)におけるアユ遡上調査によると、その数は196万尾。これは、昨年の4倍以上の数字となる。その原因は「水質の改善」、「産卵時期の気候条件が良かった」ことが理由ではないかと専門家はみている。

調査は、関東地方整備局京浜河川事務所が東京都大田区の調布取水堰で、アユの遡上のピークとなる3月23日~6月13日に行った。2006年(平成18年)の調査は約90万尾、2007年は約140万尾で増加、2008年(平成20年)は約80万尾で激減、2009年(平成21年)は更に約47万尾と年々、減少傾向にあった。

このアユの遡上数の急増については、産卵時期の気象条件がよかったことが上げられる。昨年秋は、雨が多く、川の流れが淀まなかったため、アユが卵を産み付ける砂利が汚れなかったことが、産卵を促したのではという。2007年(平成19年)以降、多摩川のすべての観測地点で、水質の改善がみられることも大きい。観測地点では生物化学的酸素要求量(BOD)が環境基準値内となり、水質が改善も要因としてあげられている。



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