火星の水量、誕生から4億年の間に約半分に。宇宙空間に流出か

[ 2014/04/16 ]


4月15日、東京工業大学名古屋大学の研究チームが共同で発表したところによると、同研究チームは、火星では誕生から4億年の間で初期に存在した水の50%以上が宇宙空間に流出したことをつきとめた。残る水のほとんどは、氷として火星の地下に存在している可能性があるという。(参照:火星に水の痕跡、NASAの調査続く

火星の水

image from 建伟 朱

この研究は、東京工業大学の臼井寛裕助教、名古屋大学の黒川宏之研究員らのチームによるもの。研究チームは、火星から飛来した隕石に着目。

これに含まれる水分を分析した結果、火星が誕生した約45億年前の隕石と、それから4億年後の約41億年前の隕石を比べると、水の中に含まれる重水素の割合が2倍~4倍に増えていることがわかった。

重水素を含む水は普通の水素を含む水より重く、宇宙空間に流出しにくい。このことから、誕生時には約1500万キロ立方メートル以上あったと考えられる火星の水は、最初の4億年の間に、その半分以上が宇宙に流れ出たと考えられるという。残った水のほとんどは、氷として火星の地下に存在している可能性があるという。


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