栗田工業が船舶のバラスト水処理システムを開発、事業参入へ

[ 2014/04/10 ]


栗田工業株式会社(東京都中野区)は、4月に船舶の「バラスト水処理システム」を開発し、国際海事機関(IMO)がガイドラインで定める基本承認を取得したと発表した。今年度中に同機関の最終承認、及び国交省の承認を取得して、バラスト水処理事業への本格参入を目指す。(参照:商船三井が大型原油タンカーに”バラスト水処理装置搭載”を決定

栗田工業株式会社

image from 栗田工業株式会社

バラスト水は、荷を積まない状態の船舶を安定させるために、船底(バラスト)に取り入れられる水のこと。

通常、出港地で積み込まれ立ち寄り先で荷を積む際に排出されるが、その水中に含まれるプランクトン・菌類などの水生生物が越境移動することによって引き起こされる環境への影響が懸念されている。このため国際的にも、バラスト水管理条約が採択されている。

同社は、用水・排水処理事業を通じて培った技術を活かして、今回の「バラスト水処理システム」を開発した。このシステムは、フィルターを利用せずに薬剤のみで殺滅・中和処理するもので、今後の状況変化に対しても、薬剤の添加量の調整によって柔軟に対応できる点が特徴。

今年度中にIMOの最終承認と国交省の型式承認を取得して同事業への本格参入を目指す。


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