カザフスタンのナザルバエフ大統領 干ばつ対策にシベリア河川の水利用を提案

[ 2010/09/10 ]


2010年9月7日、カザフスタンナザルバエフ大統領は、ロシアメドベージェフ大統領に対し、北極海に流れ込むシベリアの河川の水利用を可能とする構想を提案した。これは、カザフスタン訪問中のロシアのメドベージェフ大統領に対し、直接申し入れたものと伝えられている。この構想の背景には、ロシア南部やカザフスタンの干ばつの問題があると考えられる。

旧ソ連時代に、シベリアのオビ川などの水を中央アジアのかんがいに使う構想は検討されはしたが断念している。また、1980年代には アラル海の縮小に対し、オビ川などから水を引いてくるというような計画も存在した。しかし、ペレストロイカ以降、計画見送りの意見が主流 になり、1986年ごろ却下されたという事実もある。今回のカザフスタン側からの呼び掛けに対しても、実現すれば深刻な気候変動をもたらすとの指摘もあり、環境団体は警戒感を強めている。

近年、世界各地では多国をまたぐ流域を持つ河川の利用をめぐり対立を深めている地域が多い。状況は、中央アジアにおいても同様である。上流に位置するキルギスやタジキスタンがダム建設計画を進め、下流の国と対立、緊張が高まるという事態を招いている。

ナザルバエフ大統領は、将来の飲料水不足の問題に対し大きな懸念を表明し、中アジア全体で、その対策をする必要性を強調した。


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