神戸大学、海水から水を取り出す正浸透膜を開発

[ 2014/10/20 ]


海水から水を取り出す正浸透膜が開発された。これは神戸大学の松山秀人教授が率いるグループが開発したもので、正浸透膜の表面に多くのたんぱく質の断片を取り付けて性能を向上させた事に特徴がある。
(参照:熱海市 世界初の実証実験「無閉塞型マイクロプロペラ水車」で小水力発電

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これまでも、ろ過により海水から水を取り出す方法は存在していた。しかし現在一般に用いられている逆浸透圧を用いるろ過方法は、水の分子だけが膜を通れるように圧力をかける必要があり、この圧力をかけるのに電力が必要であった。

これが今回開発された正浸透膜では、浸透圧を用いて海水と水とを分けるため、ろ過自体に電気は必要なく従来よりも低コストで水を取り出す事が可能になった。これにより、電気が安定的に行き渡らない途上国での利用にも期待が高まっている。

近年では、浸透圧差で生じるエネルギーを電力へ変換しようという研究も盛んだという。今後は正浸透膜を用いたろ過の際に生じる浸透圧差で発生する電力を利用した、より包括的な水処理システムの開発が期待できそうだ。


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