日本もアピールなるか?水ビジネスの国際見本市が開幕 サウジアラビア

[ 2010/10/05 ]


2010年10月3日より、サウジアラビアの第二の都市、人口340万の国際都市ジッダで、中東最大規模の水ビジネスの国際見本市が開催された。この国際見本市では、上下水道システム、海水の淡水化技術など、水ビジネスに関わる企業が参加。日本、アジア諸国や欧米など世界中の100社が参加している。

世界の水ビジネスは、これから拡大が予想されている。世界市場は2025年には87兆円になることが予想され、日本も水メジャーに対抗し、シュアの切り取りを狙っていることろだ。
経済産業省水ビジネス国際展開研究会が2010年4月にまとめた「水ビジネス国際展開報告書」によると「国別には、中国、サウジアラビア、インドが、市場規模及び市場の成長率の両面から見て注目される。」としている。 その有望市場と目されるサウジアラビアで開催される見本市ということで、各国の企業とも相当の熱の入れようであることは予想される。

ここ中東でもヨーロッパ企業を中心とする水メジャーの支配力は大きい。しかし、日本としてもいつまでもその後塵を拝しているわけにはいかない。日本の得意分野であり、世界市場の70%を占める海水淡水化技術のコアである逆浸透膜や、ポンプといった要素技術だけではなく、官民一体化の統合事業として、水メジャーに対抗する動きが国内外で出始めている。

ここサウジアラビアでも、同国の水道民営化、外国への開放などと合わせ、日本企業も海水淡水化、廃水浄化システムの積極的なセールス活動を実施している。今後も、水メジャーに対抗するために、官民一体の働きかけが必要となるであろう。
サウジアラビアを含む、新興国家市場の動向は、今後の日本の水ビジネスにおける地位を決定づける試金石になりそうである。


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