愛媛大学大学院教授 雑草による水や土の浄化、汚染物質を吸収を研究

[ 2010/10/10 ]


2009年9月から、愛媛大学大学院の榊原正幸教授は、中国地方にある銅鉱山の跡地である実験を実施している。
その実験とは、雑草マツバイを使った、水、土の浄化、汚染物質の吸収に関するものである。
銅山跡地の土壌における、環境基準値の6倍を超えるヒ素濃度を10%減らすことができれば実験は成功となる。

研究そのものは、2004年ごろから開始。マツバイの仲間が重金属をよく吸収するというメキシコ研究者の論文が契機となったとのことだ。マツバイはカヤツリグサ科の多年草。全国の用水路やため池などで普通に見かけるいわゆる「雑草」である。この雑草が、土壌に含まれる重金属を吸収し固定する。

同教授が廃坑から採取した汚染土にマツバイを植えたところ、銅、亜鉛、ヒ素、カドミウムなどを蓄積することが分かった。また、一度蓄積された有害物質は、マツバイが枯れても、水や土に還りにくく、固定されていることも分かった。
この、方式が実用化された場合、国内の田畑や鉱山跡地などの土壌汚染に対し、従来の対策に比べ、非常に安価な対策となるといわれている。


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