ナイル川流域9カ国会議、水流配分で対立激化

[ 2010/05/11 ]


アフリカ大陸を流れる世界最長の河川ナイル川の取水量をめぐって、上流域と下流域双方の諸国が満足するような水資源再分配の「より公正な配分」を目標に協議を行っていたが話し合いは決裂した。上流域の諸国はエジプトスーダン抜きの7カ国で新協定の調印を行うことを主張、流域9カ国の緊張感が高まっている。


ナイル川

世界最長の河川 ナイル川


上流域諸国(ブルンジ、コンゴ民主共和国、エチオピア、ケニア、ルワンダ、タンザニア、ウガンダ)は、エジプトとスーダン抜きで今月中旬にも新協定を結ぶと発表。新協定には水の安全保障や、ナイル川の水源を利用した新規プロジェクトを立ち上げる際の事前通知、プロジェクトの実施には流域国の同意がいること、エジプトとスーダンの歴史的権利の保護などは含まれていない。

背景には約半世紀前に結ばれた現協定があり、協定に基づきエジプトは総流量の半分以上に当たる年間555億m3、スーダンは185億m3の取水が認められている。古来からナイル川と共に歩んできたエジプトでは近年の急激な人口増の影響もあり、簡単には受け入れられない事情もある。

エジプトとスーダンは上流域諸国が両国抜きで合意に調印する流れに反対するとともに、対立点を解決するための協議を継続するとの構想を提案。一方、上流各国も「水が必要ならエジプトは上流国から買うべきだ」というケニアの主張を筆頭に、両者の溝は容易には埋まらなそうだ。



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