月に水はあるのか? 無いのか? やはりあるのか? NASAが月には相当量の水が存在すると結論

[ 2010/10/24 ]


2010年10月22日に、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、米科学雑誌「サイエンス」誌において月には相当量の水が存在すると結論付ける内容の報告書を発表した。その報告によると、月にはサハラ砂漠によりも多くの水が存在するではないか結論付けている。

これまでにも、「月に水はあるの? 無いのか?」という論争は各大学などの研究論文が発表されてきた。NASAは2009年11月に月には予想以上の水が存在するとの発表を行い、それに対しては、反論する主張も存在した。(米ニューメキシコ大のチームの発表など

NASAは2009年10月に行われた無人探査機の実験により採取された月表面の成分データを分析を進めてきた。その結果、今回の無人探査機からのデータによれば、対象となったガス、塵などに含まれる水の量は、5.6%から8.5%となった。これは地球におけるサハラ砂漠の5%を上回ることになる。

今回調査対象となった、月の表面には、氷の状態となった水が予想以上に含まれていることなり、これにより将来の月の水資源を利用した宇宙開発が出来るのではないかという意見も出ている。ちなみに、月まで水を運ぶとなるとそのコストは、約1リットルで10万ドル以上と試算されている。

月に大量に水が存在するのであれば、それを水そのものとして利用だけではなく、水を電気分解し、水素を発生させ燃料としても利用することが可能となる。ただし、今回の調査対象は、月の南極に近い「カベウス」というクレーターだ。極地に近く、その気温の低さが水を氷で閉じ込めていいたとも考えられる。

月の極地に砂漠よりも多くの水が存在するにせよ、「宇宙開発」と「地球の砂漠化防止」のどちらかに、よりリソースをつぎ込むのかは、判断のつきかねる問題ではある。NASAも予算が欲しいというのはうがった見方なのだろうか。


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