ダノンが「エビアン」、「ボルヴィック」ブランドのミネラルウォーター事業を日本企業へ売却打診

[ 2010/11/10 ]


2010年11月10日、ミネラルウォーター分野では、世界最大手と見られるダノンが「エビアン」、「ボルヴィック」のブランドで知られる自社のミネラルウォーター事業を日本企業へ売却する交渉を行っていることが明らかとなった。同社はミネラルウォーター分野では世界の11.7%のシェアを持ち、ネスレと並び、世界最大級のミネラルウォーターメーカーである。この2社で世界の1/3のシェアを握っているといわれている。


今回売却の対象となっているミネラルウォーター事業全体の売却額は50~70億ドル規模と予想されている。実現した場合には日本の飲料水企業の合併、買収としては過去最大級の案件となるとみられる。しかしながら、その巨大な売却額ゆえに、今後の交渉の行方は現時点では不透明といわざるを得ない状況である。ただし、史上最高水準といえる円高という追い風もあり、当事業の有効性が認められ、ミネラルウォーター事業の全体、もしくは一部を買収する日本企業が出てくる可能性はあるとみられている。今回売却を打診されている日本企業は、キリン、アサヒビール、サントリーなどの名前があがっている。

もし、日本企業が買収することなると国内外のミネラルウォーター市場への影響は大きく、その勢力図を変えそうである。(参考:ミネラルウォーター市場競争 国産水が健闘)現在、「エビアン」の日本独占販売権は伊藤園が取得し、伊藤忠商事との合弁会社である「伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ」によって輸入、販売が行われている。また、「ボルヴィック」はキリンホーリディグス子会社のキリンビバレッジが、三菱商事との合弁会社である「キリンMCダノンウォーターズ」を設立し販売を行っている。


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