北九州市 今後は人口減少により水関連インフラ維持が困難に。海外水ビジネスに活路 北九州市立大などが研究発表会

[ 2010/11/19 ]


2010年11月18日、北九州市立大アクア研究センター同市環境科学研究所による水環境問題水ビジネスの展開などについての合同研究発表会が開催された。尚、発表会は2年前から毎年開催されている。

今年の発表会では北九州市立大教授など5人が発表。アクア研究センター長で、流域水マネジメント、都市における水代謝、水環境保全が専門である楠田哲也教授からは、海外水ビジネスの展開により地元経済の活性化の可能性が強調されたようである。同教授は、北九州市の抱える水問題についても指摘。人口の減少により水関連インフラ維持が困難になるという点、また大陸からの黄砂が環境悪化を進行させる危険性も上げた。人口減少と水関係インフラの老朽化は北九州市だけではなく、多くの自治体が抱える問題でもある。

(参考:日本総合研究所 全国自治体に、今後の上水道事業の経営課題をアンケート調査

その上で、同教授は、水ビジネスの進出による地域産業の活性化に言及した。公害対策、上下水道などの設備だけではなく広範な環境分野での国際協力の必要性を主張。海外への水ビジネスを展開し、その技術を地元企業が販売することが重要であると主張した。

尚、北九州市では、北九州市海外水ビジネス推進協議会による海外水ビジネスの展開が進められており、ベトナムへの進出に関しても今月発表があったばかりである。(参考:北九州市 北九州市海外水ビジネス推進協議会が派遣団 ベトナム・ハイフォン市、水ビジネス進出へ)


関連する記事

アーカイブス

株式会社日立製作所が2018年10月よりIoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

株式会社日立製作所は、IoTを活用した上下水道事業を支援するクラウドサービス「O&M支援デジタルソリ [&he・・・

記事全文

IWA世界会議が東京で開催される。

国際水協会(IWA:International Water Association)東京世界会議が9月16日か [&he・・・

記事全文

アメリカ中西部穀倉地帯におけるの水源の危機

アメリカでは1970年代から中西部穀倉地帯と呼ばれている地域におけるオガララ帯水層の水位低下が指摘されている。 [&he・・・

記事全文

バーチャルウォーターを考える

今日食べた食物を作るためにどれくらいの水が使われているか考えたことはあるだろうか (参照:プラスチックごみもC [&he・・・

記事全文

日本の名水百選

日本各地にある平成の名水選を紹介する。 (参照:静岡・三島の源兵衛川が世界水遺産に登録。)[ 2018/09/10 ]

記事全文

日本水フォーラムがはじめた水検定

水に関して知識に自信のある方受けてみませんか? (参照:東京都水道局、「東京水」のデザインをリニューアル)

記事全文

水道の検診にもスマートメーター

水道スマートメーターの活用に向けて開発・研究が動き始めている。 (参照:株式会社クボタ、次世代の水道管を開発)

記事全文

荒瀬ダム国内初のダム撤去

国内初の本格的なダムの撤去となった熊本県八代市坂本町の県営荒瀬ダムの工事が終わった。 (参照:八ッ場ダム 費用 [&he・・・

記事全文

株式会社クボタ、次世代の水道管を開発

パイプメーカーの株式会社クボタが新耐震管のGENEX管を開発した。 (参照:和歌山市、水道水の濁りで3万5千世 [&he・・・

記事全文

自然環境を破壊しない水力発電、「Cappa」

茨城製作所が開発した新しい水力発電「Cappa」 (参照:ライオン、排水リサイクルシステムを開発、自社の千葉工 [&he・・・

記事全文

ニュース一覧を見る


    PR