日立プラントテクノロジー、中国西部大手水ビジネス企業グループ興蓉集団と事業協定 水ビジネスのグローバル化加速

[ 2010/11/22 ]


2010年11月22日、株式会社日立プラントテクノロジーが、中国西部地区大手の水ビジネス企業グループ興蓉集団(成都市興蓉集団有限公司)と水環境ソリューションの事業協定に関する覚書を締結したと発表があった。今後は、この協定により、日立製作所、日立プラントテクノロジー、興蓉集団は連携し、中国、更には東南アジア、中東などグローバルな水ビジネスの拡大を図っていくという。


興蓉集団は、中国西部地区12省区において大手の国営水ビジネス企業グループである。水事業関連の事業範囲は、上下水道事業の投資、融資、設計から製造、管理、運営に及ぶ。上水処理施設は3箇所保有し、給水能力は178万立方メートル/日であり、給水人口は450万人となる。下水処理施設は9箇所保有し、処理能力は150万立方メートルとなる。

今回の提携により、日立グループの水ビジネス分野における高い技術力とグローバルネットワークと、興蓉集団の中国国内における水ビジネスに関する各種ノウハウを融合することで、水関係ソリューションビジネスの拡大を図っていく予定だ。具体的には、2011年には、中国西部地区の上下水処理施設の新設・改造に伴う建設・運営・公的機関への譲渡などのプロジェクトが計画されている。このため、日立グループと興蓉集団により、共同で特別目的会社が設立される。

更にはこの会社を基点とし、中国における水ビジネスを展開し、日立グループの提唱する「インテリジェントウォーターシステム」も適用していく計画となっている。「インテリジェントウォーターシステム」とは、IT技術を活用した水循環の効率化を実現するシステムである。

日立グループでは世界的な水需要の逼迫(ひっぱく)、水問題の顕在化が懸念される中で、水ビジネス分野を強力に推進してく方向となっている。そのため2010年6月には「水環境ソリューション事業統括本部」は日立の社長直轄の組織として設立されている。先月は、中国大連市における協業のニュースもあった。(参考:日立製作所、水資源の高度利用、資源リサイクル事業で中国・大連市と協業

今後は、中国、東南アジア、中東などの新興国を中心に、最先端をいく水循環システムと、ITと融合させてトータルソリューションビジネスの拡大を目指すとのことである。


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