ライオン、排水リサイクルシステムを開発、自社の千葉工場に導入、日本水環境学会の技術奨励賞を受賞。

[ 2017/06/27 ]


ライオン株式会社は自社で開発し、同社の千葉工場に導入した製造工程排水のリサイクル技術で、公益社団法人日本水環境学会の「技術奨励賞」を受賞した。
(参照:ライオン株式会社、「雨水有効活用のアイデアコンテスト2017」を全国の小学生・中学生を対象に開始。

image from ライオン株式会社のウェブサイト

ライオンは同社で掲げた環境目標、「Eco Vision 2020」の達成に向け、製造工程排水のリサイクル技術を開発、千葉工場への排水リサイクル設備を導入し、2016年より本格的に稼働している。この技術が洗剤製造工場における高い節水効果で水環境保護に貢献し、将来と期待される技術と認められ、公益社団法人日本水環境学会の「技術奨励賞」と受賞することとなった。

同社では特に水資源保護活動に力を入れており、節水に貢献する活動を推進している。工場において製造工程で多くの水が使用される為、使用後の排水をリサイクルして再利用すれば、節水効果が大きく、将来的に水環境課題の解決に貢献できると考えた。そこで、排水リサイクルシステムを開発、同社工場の中で水使用の最も多い千葉工場での導入に至った。

この千葉工場では、製造工程で発生していた排水の汚れ成分を除いて全量を繰り返し使用することが出来る。この排水リサイクルシステムによる水環境、水資源に配慮した取り組みは国内の日用品工場では初の取り組みということで期待と注目をされている。

このシステムの特徴はリサイクル用途に応じて設備洗浄用水とボイラー用水の2種類の設備に分け、それぞれで必要な水量や水質を設定できること。設備洗浄用水は、水道水の水質基準を準拠する必要があり、ろ過・活性炭・次亜塩素酸処理で基準に適合させた。ボイラー用水はそれより高い水質が要求される為、さらにカオチン交換樹脂処理とRO膜(逆浸透膜)処理を加えて水質基準を達成している。
このシステムは2016年1月の稼動開始から現在まで、年間の節水量は約4万㎥という成果を得ている。


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