「汚染水アイスキャンディー」が話題。台湾の学生が水質汚染問題を訴える。

[ 2017/06/28 ]


台湾の学生が水質汚染問題を訴えるために考案した「汚染水アイスキャンディー」が話題
(参照:豊洲市場 地下水からベンゼン ヒ素 シアンを検出


image from 100%純汚水製氷所のFacebook

一見、色とりどりで中身が異なる美味しそうに見えるアイスキャンディー。実は全て、台湾の川や湖、漁港などの水を冷やして固めた「汚染水アイスキャンディー」なのだ。「100%純汚水製氷所」と名付けられたこのプロジェクトは、国立台湾芸術大学・芸術学部の学生、3人が考案し、製作したもの。アート作品を通して国内の水質汚染問題を訴えている。

3人は台湾の河川や漁港など100ヶ所から水サンプルを採集し、凍らせることにした。しかし、アイスキャンディーは溶けてしまうために展示会場の作品はポリエステル樹脂で固めて保存した。
この100ヶ所分のアイスキャンディーには、それぞれ市販で売られているアイスキャンディーのようにパッケージがあり、そこに採取された場所が明記されている。展示会を訪れた人は、それを見るとどの場所でどれくらい汚染が進んでいるか、どのようなゴミが混じっているか分かるようになっている。

この学生たちがこの汚染水アイスキャンディーを作ることになったきっかけは、ある時、ふと足元の汚染水を見て、固めてみようと思ったことだという。汚染水問題というのは普段気づきにくい問題だが、こうしてアート作品として昇華することで、世間の人に認知してもらうきっかけを与えられたらと思い作り始めた。

このプロジェクトは台湾ではもちろん、世界中からも大変注目されており、Young Pin Design Awardにノミネートされている。
台湾経済は急速に発展しているが、同時に環境汚染も進み問題化している。このプロジェクトは、台湾の環境問題に一石を投じているものと言える。


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