水質汚染が深刻化する中国。世界中の水処理企業が好機をうかがう。

[ 2017/07/11 ]


廃棄物が増加し、水質汚染が深刻化する中国に対し、世界の水処理企業が注目、好機を伺っている
(参照:「汚染水アイスキャンディー」が話題。台湾の学生が水質汚染問題を訴える。


image from Reutersのウェブサイト

中国では、無許可の排水や基準値を超えた汚染水の排出等が日常的に起き、河川の水質汚染は長い間、問題視されていた
2015年の調査によると、地下水の約3分の2、地上水の約3分の1が、人間が接触するのに適していないと結果が出たという。多くの専門家が中国の水汚染はもはや改善不能と指摘、警告をしていたが、最近になって政府が改善策を発表した。

それは2020年までに地球3周分にあたる長さ、12万6000キロの下水管を新たに建設し、都市部の下水処理能力を、1日当たり、5000万立方メートル増やすというものだ。

この中国政府の方針に、世界の大手水処理関連期企業、イスラエルのエメフシー、米化粧品大手エスティーローダーの、ロン・ローダー氏が設立したRWLウォーター、仏ヴェオリアなどが参入の機会を伺っている。2016年に発表された中国の5カ年計画では、汚染対策が強調され、巨額の資金が投じられる予定だ。各社ともこの大きな額の年間環境予算を組んだ中国市場のシェアを狙っている。

エメフシーは中国で小型の汚染処理装置を稼働予定、現在同国で工場を建設中と言われている。また、ベンチャー企業のRWLウォーターは、中国の地方での汚水処理事業に注力するため、7月にエメフシーと合弁企業を設立する。

しかし、中国の主要プロジェクトを支配しているのは国有企業で、このような中国進出を検討する外国企業にとって、同国で敷かれている規制のハードルを超えるのは地元企業に比べて、非常に高く、現地の企業とパートナーを組む必要がある。その上で、他社には無い高い技術力で地元企業と、市場獲得に争う構えだ。


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