国土交通省、日本の下水道インフラを世界に売り込む為、「WOW TO PROJECT」を本格化。

[ 2017/11/07 ]


国土交通省が主導で官民一体で日本の下水道インフラ技術を促進する「WOW TO PROJECT」を本格化。海外展開を後押し。
(参照:大手商社丸紅、ポルトガルに出張所を開設。水関連ビジネスを強化。


image from 国交省のtwitter

下水道を含む世界の水インフラの需要が高まる中、日本の海外展開はこれまで限定的だった。日本の下水道設備は、国際的にみて省エネに優れ、耐用年数が長く、水漏れなども少ないなど高品質で国際競争力を持つとこの度、国土交通省はこの取り組みを後押しするプロジェクトを本格始動した。これが、『下水道技術海外実証事業(WOW TO PROJECTジャパン)※』だ。
※Wonder of Westewater Technology of JAPAN(驚くべき日本の下水道技術)の略

国交省の進めるこのプロジェクトが目指すのは日本の技術の可視化ということで、まずはこのプロジェクトを実施する事業者を公募した。公募した日本のメーカーはニーズがある国での下水道整備事業などを国交省に提案する。その後、国交省が政府間協議でその国と技術交流などの協力を取り付け、「日本政府の実証実験」という枠組みで整備事業を実施するという。

第一弾のプロジェクトとして、国交省から選ばれたのは今年の12月から実施されるのが積水化学がベトナムのホーチミン市で施工する下水道管路の再生工事だ。低コストな管路再生工法を現地で実証し、現場見学会、技術セミナーを行うことによって普及活動も行い、ベトナム全土での受注拡大を狙う。

世界の水ビジネス市場は大幅な拡大の見通しがあるが、中国や韓国企業の進出も勢いを増している。高品質でも低価格とは言えない日本の企業がどう立ち向かうか。中小企業も多い日本の下水道関連企業が海外で競争力を増して、受注を増やす為には政府の後押しが必要になる。この国交省の後押しする「WOW TO PROJECT」もこの一貫だが、国交省は国際協力機構(JICA)との連携で都市開発の計画段階からの下水道インフラ事業受注を盛り込んだ「下水道ビジョン加速戦略」と策定し、効果的な海外戦略にさらに本腰を入れるという。


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